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【コスモ女子交流会】BIRDSプロジェクト、宇宙旅行、Mars One……今知っておきたい宇宙業界の動向をリレートーク形式で楽しく解説!

みなさんこんにちは!コスモ女子のユキです。

8月11日に、一般公開のイベントが開催されました。
今回はリレートーク形式でコスモ女子メンバー2名に、宇宙にまつわるお話をしていただきました。
そんなイベントの様子を、みなさんにお届けします!


超小型衛星の運用!BIRDSプロジェクトについて

1人目のスピーカーは、まきさんです。
まきさんは現役の九州工業大学院生で、BIRDS3プロジェクトに直接参画された方です。

BIRDSプロジェクトとは、正式名称 Joint Global Multi Nation Birds、九州工業大学とアジアやアフリカの国々が協力し、超小型衛星を共同開発・運用、発展途上国の教育に貢献するという衛星開発プロジェクトです。BIRDプロジェクトは1年おきに発足していて、現在はBIRD5が発足しているそうです。

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BIRDSプロジェクトは、超小型衛星の設計標準化を行い、衛星開発をよりやりやすくすることを目指しています。
2年間で設計開発や宇宙環境試験、通信に関する運用を行う予定となっています。

そんなまきさんからは、今話題のBIRDSプロジェクトについてご説明いただき、なんと衛星の中身まで公開していただきました!


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気になるBIRDS衛星ですが、10cm角の小さな立方体。
6面のうち、5面は太陽光パネルが張り付けられており、動力を確保しています。
残りの1面はアンテナ展開用のパネルで、通信の役割を果たしています。
まきさんは、この通信用アンテナの開発を手がけたそうです!

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見た目は手のひらサイズの小さな箱ですが、データの処理系や通信ユニット、バッテリー、CPUなど中身は驚くほどいろいろな機能が詰まっています!
人間でいうところの脳や心臓、口、耳の役割をする機能が手のひらサイズにおさまっていると考えると、開発のすごさがより実感できます。


また、BIRDS衛星で撮った地球の写真はこちら!

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小さいながらも、バッチリ高画質な地球の姿が撮影できていて、衛星としての役割をしっかり果たしていることがわかります。
九州工業大学近辺や東京あたりも写真におさめることもできたと、とれも嬉しそうにお話されていました。

自分の手がけた衛星で日本の姿が撮影できるなんて、想像するだけでもワクワクがとまりません!
もっとBIRDSプロジェクトのことが知りたい!という方は、公式ホームページをご確認ください。

まきさん、ありがとうございました!


わたしたちが宇宙へ行く方法は?宇宙旅行や火星移住計画は着実に進行中!

2人目のスピーカーは、かおりんさんです!
かおりんさんは、映像クリエイターとしてご活躍されています。

宇宙が好きというところから、コスモ女子のバーチャル宇宙旅行の動画も作成いただきました!
かおりんさんからはどうしたら宇宙へ行けるのか、調べながら具体的に考えた方法をシェアいただきました。

かおりんさんが思いついた宇宙へ行くための方法、現時点で主に5つが挙げられました。

①JAXAの宇宙飛行士になる。
②前澤友作氏など実業家の仲間に入れてもらう。
③天国へ旅立つときに「SPACE NTK社」に宇宙葬をお願いする。
④VR・ARなどを使って宇宙を体験する。
⑤宇宙旅行に申し込む。

JAXAの宇宙飛行士は、なんと13年ぶりに募集開始とのことで、今後も5年に1回の目安で募集されるそうです。
宇宙葬として自分が宇宙へ引っ越すという方法もあり、こちらは少しロマンチックな方法だなと感じました。
SPACE NTK 代表取締役の葛西智子さんはコスモ女子にも参加されており、宇宙葬についての詳細もこちらの記事でたくさんお話しいただいております。

VR・ARなどを使って宇宙体験では、株式会社amulapo様と星ノ鳥通信舎様が共同でイベント主催されており、鳥取砂丘を月面にみたてて疑似体験できるものもあります。
こちらの体験レポートもnoteにまとめております。

ただかおりんさん自身も、これらの方法をすぐに実践するには難しさを感じつつ、「やっぱり実際に宇宙に行きたい」という気持ちを強く持っておられました。


そんななかで、最も現実的に宇宙へ行けるのが⑤の宇宙旅行!

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Virgin Galactic(ヴァージン・ギャラクティック)社の宇宙旅行は約2750万円で提供されており、600名が申し込み済みとなっています。
以前こちらの記事で書かせていただいたBlue Origin(ブルー・オリジン)社の宇宙旅行は、約2200万円でのチケット販売を予定しているそうです。

その他、金額や内容に細かな違いはあるのものの、様々な企業が宇宙旅行を提供しています。
宇宙へ行ける時代は、もう来ているのです!


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また、旅行とは少し趣が異なりますが、もっと遠い宇宙へということで「Mars One(マーズワン)」という、火星への移住計画も進められています。
「Mars One(マーズワン)」という計画は、オランダの民間組織で、2025年までに人類初の永住地をつくることを目的としています。2025年から2年ごとに4人ずつ火星へ移住し、生活する計画です。

火星までは片道切符だそうですが、2013年に募集したところ20万人の希望者が集まり、現在は日本人10人を含む1058人の候補者が選ばれているそうです。
その中に日本人もいらっしゃいますので、夢がありますね!


かおりんさんにたくさん調査してくださった内容をまとめると、宇宙へ旅行するためには以下の画像にかかれている3点が共通して必要となりそうです。

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自分の努力で実現に近づくことが出来る内容ばかりですね!

みなさんと共に、宇宙へ行ける日を楽しみにしています。
かおりんさんありがとうございました!


おわりに

これから宇宙に飛び立つことを具体的にイメージできる内容が盛りだくさんで、宇宙技術の発展がますます楽しみになりました!
まきさん、かおりんさん、本当にありがとうございました。

コスモ女子では、宇宙が大好きな方から、宇宙に少し興味が出てきた方まで、多くの方に宇宙の魅力をお届けできるよう、今後も幅広く宇宙にまつわるイベントを開催・発信していきます。

コスモ女子会員限定のイベントもございますので、興味を持たれた方はぜひご参加ください。
一緒に宇宙に関するプロジェクトを進めていきましょう!

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