生ホタテ貝を食べてみた
宮古市で新鮮なホタテ貝を買って、さばくのを横で見ていました。
貝が閉じないように手で開きながら、平らな方にナイフを入れ、素早く貝柱を切りました。
力が弱まり、貝殻を2つに切り離すとスッと力が抜けました。弱々しいのも、最後まで力を弛めず諦めない等、個体差がありました。
貝ひもや生殖巣を分け、食べれない残りは捨てます。貝ひもは塩でしごくように擦ると、ぬめりが出て、まるで石鹸で洗っているように泡が出てきました。
水と塩で何度も洗った貝ひもは、適当な長さで切って貝殻の上に生殖巣と貝柱と一緒に戻します。お好みだけれど、汁がぐつぐついうまで、火の上に置いて焼きます。
半生のホタテは、缶詰とお寿司のホタテの味がしました。
生のホタテは、貝柱を3枚ほどに切り、まずはそのまま味見。肉厚な弾力と甘さが口の中に広がりました。残りは、醤油やワサビなどでいただきました。貝殻に僅かに残っている貝柱はとろける甘さで、汁は海の味がしました。
新鮮な程、歯応えも良く甘く美味しい。
命は残酷な程美味しくて、自分の身体に吸収される瞬間に神聖な気持ちになります。
こんな気持ちに毎日なっていたら大変だけど、しっかり受け止めないといけない感覚だと思いました。
貝と自然と漁師さんやお店、料理してくれた人、全てに感謝しながら、思いを馳せました。
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