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光の一滴(ひとしずく)40『高次の愛って何ですか?⑫』

2019年8月11日  
この頃いつも、神様とお話しする時は『眠りの子よ』と呼びかけられていました。眠っているということは、目が覚めていない、つまり悟っていないということのようでした。


『そなたが眠りたる所以よ。まだ、ほんの浅い部分しかわかっておらぬ。
すなわち、目が開いておらぬということだ。』

――――もっと詳しく教えてください。

『そなたは自分に良くしてくれるもの、それも自分に好意的、つまりはそなたを肯定する者に好意を抱く。それは、とても狭義の愛である。
つまり、その行動はとても狭義の自己愛に起因しているということだ。
その先に行きたくはないか?』

――――行きたいです。

『好き、嫌いというのは、その場の感情の揺れに過ぎず、大きな目で見るととても些細な事なのだ。
もう少し離れてみると、つまり大きく見ると、好き嫌いよりも必要か否か、必然か否かという視点がある。それは表面上の良し悪し、好悪ではなく、本質に触れる部分で物事を見る。
もう少し離れてみると、存在の是非を問わず、つまりは全てを包む愛ということになる。大きくはこの三段階だ。
全てを包むというのは、神仏の域となる。』

――――確かに頭ではわかっています。でも、感情が付いて行きません。

『少しずつでよい。だがそれは小手先のテクニックではないぞ。
いい所を見て悪いことを飲み込むということではない。』

――――では、どのようにしたら自然と移行していけるのですか?

『経験をつむことである。今、そなたは感覚が変わって、自分の世界を広げようとしている。思う存分やってみよ。』


この頃から、高次の愛に近づきたいと考えるようになりました。
自分が心が狭いことはわかっていました。
大事な人だけが大事。心が広くなるというのは、大事な人が増えるということだと思っていました。

でも、そうではないらしいのです。
困りました。いろいろ聞くけれどピンときません。

どうやら宇宙意識を開くには高次の愛が鍵になるようでした・・・


8月19日  21:20~

『全てを手放し、そして全てを手に入れた。
初めの全てとは、彼女が持っていた全て。
そして手に入れたのは、この世の仕組みの全て。
大いなる存在との交流である。
さてどうする、眠りの子よ。そなたは全てを手放せるのか。
そしてその先へと進んで行くのか。』

――――わかりません。

『よい、自ずとわかる。それは知ろうとするものではない。
いずれわかるものなのだ。
眠りの子よ。今は真を固めよ。さすれば自ずとわかるであろう。』


今までのいろんな価値観や常識を手放せということでしょうか。
そうすれば真理、原理と言ったことがわかってくるということなのでしょうか。


今までずっと探してきましたが、ようやくその道のりの入り口に立ったような気がしました。
遥か彼方であったとしても、いつかたどり着きたい。
そう決意を新たにしたのでした。

その先を目指して!