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【宇宙法則】引き算メソッドとは?

四柱推命鑑定士Yです。

これまでの人生で沢山のマスターに出会ってきました。
教科書に載らない真実の歴史を教えてくれたり、宇宙に潜む様々な法則を教えてくれたり、今の自分があるのはその人達のおかげです。
中には鬼になる為の方法を指示したこともあります。その時は超辛かったです。

マスターの中でも特に大きく影響を与えられた人がいるのですが、その方が書籍の中で詳しく説いていた教えを解釈し直したものが「引き算メソッド」です。

元々の技術としては、古代日本から伝わっている日本のコアとも言えるような技術があり、それを現代風にアレンジしています。

Y式四柱推命とは?という記事でも書いたのですが、今の現実世界では「増える事、蓄える事=善、減る事=悪(怖い事)」と定義される事が多いです。
自分の年収がいくらなのか?
自分の友達は何人いるのか?
資格やテクニックをどれだけ身につけているか?
自分が沢山積み上げれば、富と名声と安心感を手に入れられる。
そんな価値観を多くの人が信じていますし、僕自身も社会人になってからずっと信じていました。
僕はこの価値観を「足し算の価値観」と呼んでいます。

足し算の価値観について、間違っていると言いたいわけではないのですが、この価値観を信じる道を辿ってしまうと、終わりのない無限とも言える修羅の道を歩むことになる可能性が高いです。
積み上げる世界では、どこまで積み上げたとしても際限がないのです。

積み上げ式の感覚が強い経営者の方の中には、自分自身のステータスでマウントを取ってくる人もいます。
僕の周りにもそんな人がいました。
「僕は年収3000万だけど君はいくらなの?」
「僕は●大学主席で出ています」
「●年でこれだけの実績を僕は作り出しました」
「彼女が20人います。モテて困ってます」
僕自身も当時は増やす事=善だと信じていたので、この人達に負けてたまるか!と悔しさをバネにして努力していました。

でも、そんなマウント取ってくる人の近くにはさらに上のステージにいる人々がいます。
年収3000万円で周りの人達を見下していた人は、年収1億円の人に見下されます。
そして、年収3000万円の人は「もっと稼がないと!」と焦燥感に駆り立てられていきます。

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まさに無限地獄。

しかし、この現代社会は無限地獄だからこそ成り立っているのです。
なぜならば、世界はコンプレックス(劣等感)産業で溢れているからです。

膨大なノイズによって産み出されたコンプレックスを解消する為に人は商品を購入します。
そして、その商品へ依存します。
・もっと成功したい
→成功メソッドや書籍が売れる
・もっと金が欲しい
→金融商品売れる、投資話が流行る
・もっと健康になりたい
→健康食品やジムトレーナーが儲かる
・もっとモテたい
→マッチング、ファッション、美容など多くのものが売れる

コンプレックスを掻き立てる広告やビジネスモデルによって、多くの人が持たなくて良いコンプレックスを自ら生み出してしまっています。
そして、ブランド品を手にしたり、高級マンションに住む事でコンプレックス(劣等感)を優越感で満たそうとするのです。

俺の方が勉強ができる(テストの点が高い)
俺の方が収入が高い
俺の方が色んなことを知ってる
俺の方がモテてる
俺の方が友達が多い
俺の方が学歴が高い
俺の方が高いところに住んでいる
そんなマウントを取ってくる人に、僕は生き方の美しさを感じません。
自由の為に努力し始めたはずなのに、手にした多くのものによって、がんじがらめになってしまっている人は沢山いるのではないでしょうか?

そして、一度手にした人は失うことを極度に恐れます。
月収100万で生きていた人が、来月から月収20万で生きろと言われると大きな負荷がかかります。
だからこそ、さらに収入を増やす事で安心感を求めます。
足し算の価値観を持っている人にとって減る事は恐怖なのです。
だからこそ、自らが得てきたお金や土地を守る為に人類は争いを起こしてきたのです。

その足し算の価値観と対をなすのが「引き算」です。
引き算とはつまり、失っていく事です。

では、失う事によって何が起こるのか説明します。
自分がこれまで身につけてきた物を全て引き算していくと、最終的には空っぽになります。
もう自分からは何も奪うものがない状態ですので恐怖もありません。

空っぽまで到達すると、何も身につけていない純度の高い自分自身がようやく見えてきます。
これまで、何かによって武装してきた装備を全て外した状態です。
これまで積み上げてきた武装がゼロの状態になると、感じたことがないぐらい穏やかな世界を感じられます。

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その状態で残っているものが本来の自分自身の形です。
ノイズの除去された自分自身を客観的に見つめてみると、余計な物を大量に抱えていたことに気付きます。
そして、自分自身の形がわかった瞬間に連鎖的に沢山の物事の意味を理解する事ができるようになります。

・なぜ自分自身が今そこにいるのか?
・なぜ自分と友人が出会ったのか?
・なぜ自分がその作品(映画、マンガ、アニメ、音楽、絵など)を好きなのか?
・なぜ自分に過去の重要な出来事が起こったのか?
・なぜ自分が今の両親の元に産まれてきたのか?
・なぜ自分が今の組織(会社や部活やサークル)にいるのか?
・なぜ自分の出身がその土地なのか?
・なぜ自分に今の能力が備わっているのか?

連鎖がつながっていくと、自分自身の役目が色濃く見えてきます。
周りの関係性の意味合いがわかるので、自分自身の役目(自分にしかできない事)がハッキリしてきます。

だからこそ、四柱推命の鑑定結果が活きるのです。
四柱推命で自分が持っている様々な特性をどのような形で活かせば良いかを理解した上で、仕事や恋愛に取り組むことができれば、より多くの人に喜ばれる自分になる事ができます。

語弊がないように伝えたいのですが、引き算すると言っても、実際に家やお金や友人を捨てるわけではありません。
「概念を捨てていく」事になるので、単純に物理的な断捨離さえすれば良いということではないのです。
故に「引き算メソッド」として引き算のやり方を直接教えています。

一度ゼロの状態を知ることができれば、あとは自分自身で修正が可能です。
そして、降り注いでくる大量のノイズに対してバリアを貼れます。
「収入は多ければ多い方が良いよね!一緒に収入を増やすために投資をしよう!」
そんなノイズだらけのお誘いが、自分自身にとって不必要なものだとハッキリわかれば、簡単にお断りできるはずです。

そして、自分自身にとって必要なものもわかります。
だからこそ、必要な人や必要な出来事を本気で大切にすることができます。
自分の有限の人生で何に時間を費やしたいのか?
その答えは、引き算の先にあります。

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