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好きな人

私の趣味嗜好がだんだんと変わってきた。

好きなタイプは、まず私のことが好きな人。

魅力的な人に魅力があるのなんて、
当たり前すぎるから。

そんな人がモテるのも、当たり前すぎてつまらない。

今、私は私に興味があるマニアックな人にしか興味がない。
それはつまり自分にしか興味がないということだろうか?

振り返ると今までは、
自分好きのナルシスト傾向のある
「モテる人」ばかり好きになっていた。

自分をなかなか好きになれなかった私は
そういう人に憧れていたのだ。

でも、いつも自分のことばっかり考えていて
私に目を向けてくれない冷たい人と
いつか結婚して歳を重ねていったら
どうなるかと1人妄想してゾッとしてしまった。

仮に自分が妊娠してつわりがひどい時に
愛する夫が私を置いて友達と飲み歩いていたら?

仮にいつか自分が病気になって、
女として見られなくなって、
そのままあっさり亡くなってしまったら?

私はもう恋愛をする上で
自分、もしくは相手が
死ぬときのことを考慮してしまうようになった。

恋は楽しい。
苦しさすら、味わい深いスパイスとなり
人生が豊かになる。

だけど、恋愛にもいいかげん飽きてきた。
涙すら枯渇してきた。

安心感
愛される感覚
ホッとする2人だけの時間

そもそも
私という人間には愛が欠落している気がする。
でも誰よりも私は愛したい人間なんだろう。

ダメなところも認めてくれる
自分よりも優先して愛してくれる
最期まで好きでいる

そんな愛しかたができたらいいのに、と思いながら
今日もひとり悲しい歌を歌う。

何となくそして自分をまた好きになってきた。
だから、私に興味がある人は良い趣味してると思う。

みんなが好きな人気のインスタ映えジャンクフードより
ひとりのために作った料理がほっとするんだ。

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