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不動産で自己破産…投資に失敗する人とは?

不動産投資での自己破産。失敗してしまうのはどのようなタイプの人なのでしょうか?
動画は以下リンクより
https://www.youtube.com/watch?v=CsvFNq5hw7I

不動産投資はハイリスクハイリターンなのか?

ーこれから不動産投資をしていく上で、不動産投資を失敗して自己破産をすることもあるのでしょうか?
 不動産投資で自己破産することはあります。私が銀行などからの紹介で物件を買うときに、任意売却や競売で買うことも多いですし、物件を市が差し押さえているパターンも実は結構あります。差し押さえは胸が痛いですね…お葬式以上の空気です。しかし、適切に不動産投資をしていれば、普通は自己破産はしません。

自転車操業から自己破産へ

ーどのようなパターンで不動産投資に失敗してしまうのでしょうか?
 私が見てきた中で不動産投資で自己破産された方は、得た収入を賃貸業以外の娯楽に使っているパターンというのがありました。高級車を買ったり、遊ぶためにお金を度を超えて使ってしまうと、自転車操業になってしまいます。例えば、建物の修繕をしなければいけないとします。通常は、もし配管が壊れてしまったらリフォーム代を銀行から借りて修理すれば問題ありません。しかし、そこでお金を出せないと修理できない間は家賃収入を得られないため、じわじわと自己破産に近づいていきます。

ーなるほど、他に失敗しまう理由はありますか?
 消費税還付をさらなる投資に全額まわしてしまい、不動産取得税や固都税(固定資産税と都市計画税のこと)を払えなくなってしまう(※1)というケースもありました。

※1 現在は、税制改正によって2020年10月1日以後に引渡しを受ける居住用不動産から消費税の還付が受けられなくなりました。(一部例外あり)

ー所有物件の維持費がかかることを念頭に入れていないということですね。
 新たな物件を取得して投資を重ねて支払いが溜まり、手元の資金がなくて維持コストを払えなくなってしまうと大変です。「買える機会があれば可能な限り物件を買いたい!」という投資に前のめり過ぎる思考では、屋上の防水がぼろぼろであったり、大規模な修繕が残っている物件であったりと結果的に高いものをつかまされやすくなります。きちんと現物をみてリフォームがされているか確認して、その上で収益が回っていけば、自己破産はしないものです。
 ここで面白い統計があります。住宅ローンと不動産投資では、実は住宅ローンの方が自己破産率は高いです。住宅ローンは支払いだけが発生し続けるので返済が厳しくなる人もいますが、不動産投資はコロナ禍でも変わらずに入居者から収入が得られるので大丈夫な場合が多いのでしょう。

◯◯な人は要注意

ータイプとしては、どのような人が不動産投資に失敗してしまいますか?
 見栄っぱりな人は失敗しやすい傾向にあります。不動産投資は定期的に家賃が入ってくるので、金遣いが荒くなってしまう人がいます。投資相談を受けますが、「ファーストクラスで旅行を楽しんで本を出してブログも有名」という方の金融資産がほとんどないということがありました。入金があったときに、これは使っていいお金だとみなしてしまう金融リテラシーではダメなのです。賃貸業の収益は、給料のように自分のお金になるものではないので散財してはいけません。融資を受けて維持をして回っている事業なので、お小遣いが入ってくるのとは違います。融資を受けていなくても、固定資産税など払わなければいけないお金はあるので、不動産投資は事業だとして理解しなければいずれ自己破産してしまいます。
 普段の生活でも、電気代、水道代の支払いが遅れてしまう人は要注意です。もし忘れてしまったことや遅れてしまったことのある方は、ひとつひとつの支払いを確実にこなすトレーニングをして、期日に間に合う支払いを習慣づけましょう。不動産投資は、年収が高い人の方が始めやすいですが、その先伸びていくのは堅実な方です。

ー収入が増えたからといって浮かれてしまってはいけないわけですね。
 不動産の口座は別で分けて、触らないのがいいでしょう。利益が見込めるから銀行も融資をしてくれるわけですから、普通にやれば自己破産はしません。

動画はこちら!
「穴澤勇人のMIQTV」
不動産投資で自己破産ってあり得る!?300億超の取引経験から語る「ダメな人」とは
https://www.youtube.com/watch?v=CsvFNq5hw7I


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