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知らない町でも調べ方で見方が変わる

〜「住み心地ランキング」から読み取る町開発〜

大東建託調べ「2020年住み心地ランキング」がニュースで取り上げられました。※1
今回1位だったのは奈良県王寺町ですが、規模がそれほど大きくない町が都心を抑えて高評価というのは、穴澤社長からはどう見えるのでしょうか?

※1:2020年12月16日時点
引用元:産経新聞「住み心地 全国1位に奈良県王寺町 小さな町が都心を抑え高評価」
https://special.sankei.com/f/society/article/20201216/0001.html

 不動産の評価ですが、例えば「みなとみらい」とかだと、住居制限で戸数がもう決まっているので、これ以上はマンション建てられないんですよ。そういう資産性が減らない、海外不動産のように資産が増えやすい場所が高評価になるという形が多いんです。

 今回の奈良県王寺町っていうのは、「大東建託さんが調べた中で」日本で一番魅力的で良い町だった。おそらく、ここから再開発などでどんどん建物が増えていく・子育て支援がしっかりしている・県外からの移住者に対してお金をくれるなど、町おこしをしているところだと思います。

 (王寺町を知らなくても)少し調べると面白い政策をやっていたりするので、知らない町でもニュースで見たら、まずは調べてみることがポイントかな。また、こういう話題になるのは、大東建託さんがそれだけ力を入れて再開発しているということなので、5年後・10年後とか面白いのかなと思いますね(笑)。

これから奈良県王寺町は再開発されてより豊かになるということですか?

 これだけ資本が入っているから大きくなるのは決まっています。大きくなるための「宣伝広告」という面でもやり方があって、ニュースになるとみんな調べますよね。「こういう支援やってるんだ」「こういう町がいいんだ」という情報は、リモートワークなどテレワークの普及で「地方のような環境がいいけど、利便性のある所に住みたい」という人にぴったりです。

 全く分からない場所がでてきたときに、調べてもらえれば大手さんからしたら勝ちです。何十万人という人が検索したときに一人でもハマってくれる人がいれば、それで移住者が増えるので。だからこういう宣伝の仕方は効果がある。ある意味、不動産を売っていくために「町おこし」から始まる。

 小さい不動産だとピンポイントでその物件を売っていくけど、大きい不動産だと町おこしをした上で、「この町のこの物件住みませんか」という売り方がある。こういう点を見ながら、自分で調べていくと非常に面白いという意味では、王寺町は注目の町です。

 ランキングは、みんなが認めているわけではなくて「大東建託さんの中で調べた結果」だから、言い方は悪いけどどこでも良い(笑)。
 住みやすくて大規模な開発は、発展に繋がるので町にメリットがある。なぜその町で大手が開発するかというと、地方の土地が潤沢に余っている所や、土地が安くて再開発しやすい所で尚且つ駅前の土地を抑えられる場所を開発したいから。

去年王寺町は6位でした。確かに6位と1位だと見られ方が違いますね。

 1位は大東建託さんの1番の推しということ。こういうことを、ちょっと興味をもって調べるだけで、IQリテラシーが上がっていきます。
 地元の人との会話にも繋がる時があるし、新聞などの記事を見て「興味を持って自分で広げる」というのが、非常に大事かな。

こちらの記事は動画でもチェックできます!
「穴澤勇人のMIQTV 」
【ニュース解説!】住み心地ランキング上位の理由〜大東建託調べ2020年1位は奈良県王寺町〜
https://youtu.be/lpXW3S5IEgI

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