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a:kumoが きゅぴーんってなったものを 詰め込んでいくよ。
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2016年7月の記事一覧

6歳のわたしの読書カードがとどいた話

6歳のわたしの読書カードがとどいた話

こどものころ、近所に「ムーシカ文庫」という家庭文庫があった。このムーシカ文庫は「北極のムーシカミーシカ」「ながいながいペンギンの話」などの作者 いぬいとみこさんが始めたもので、ごくふつうの民家の一室に、こどもの本だけをあつめた本棚があり、じゅうたんが敷いてあるその部屋では、お話会などもよく行われていた。本は2冊ずつしか借りられないけれど、時間内であればじゅうたんに寝っころがって本を読んでいられた。

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仕事を、あなたとわたしの距離から考える。

仕事を、あなたとわたしの距離から考える。

ずっと、考えている。やりたいことがなくて、特別な才能もないので、じぶんがなにをしたら、だれがよろこぶかを、考えている。

わたしは長い間お店屋さんの仕事をしていた。ケーキ屋、チョコレート屋、クッキー屋と、並べてみるとウソみたいな仕事ばかりだ。

お店屋さんというのは、わかりやすくお客さんと直接的なやりとりをする。ほしいものを提供して、直接お金をいただく。カフェやレストランであれば、お客さんの反応も

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夕立の思い出(since あーちん3歳)

夕立の思い出(since あーちん3歳)

深く掘りすぎてヘンなガスでも出るんじゃないかと心配になるほど地下深くに大江戸線は走る。仕事を終え、自宅の近所の保育園に向かう25分間は、仕事モードと家モードに切り替えるのに必要な時間だった。地下をもぐり、窓から見えるのがずっと暗闇なのもまた、ワープ感があり切り替えるのに都合がよかった。

切り替えといっても、スピードモードからリラックスモードへの切り替えではなく、考える内容の変更で、保育園のお迎え

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忘れものはありませんか?

忘れものはありませんか?

きょうの午前中、渋谷についたときに、あ、忘れものをした と気がついた。午後の約束も渋谷周辺だったので、そのまま行こうと思っていたのに、仕方がないので西荻窪の自宅に忘れものを取りに帰った。何度も通っている自宅から渋谷の距離と時間が、なんとも長くめんどくさく感じた。

気を紛らわせるために、忘れものについてぼんやり考えた。

わたしは、こどもの頃から忘れものが多かった。その他のことは一丁前にしっかりし

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