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。・。・結びの時、それは、ほどかれし時。・。・。

☆ ☆ ☆


  結ばれし時、それは、ほどかれし時。


  真の結びは、
  その結びを、手放したときからはじまります。


  「結ぶ」ことで、
  取り決められていた枠。

 
  「結ぶ」ことで、拘束されていたエネルギーが、


  その中から解き放たれた時に、
  ほんとうの「結び」が、はじまるのです。


  「結び」は、「結び」の先にあります。


  自由な意志、自由な独立。・。


  その中で、真の結びは生まれるのです。


  この世界を硬直させている多くの原因は、
  この「結び」の取り決めによるものです。


  「結び」は、「調和」をイメージするように思われます。
  

  結び合うことで、
  「ひとつ」を意味するように思われます。


  けれども、
  ほんとうの「ひとつ」は、
  完全なる自由の中に、起こるのです。


  結び合うものを、ほどき合い、

  ひとり、ひとり、
  ひとつ、ひとつが、真に輝きだした時に、


  「ひとつ」が生まれるのです。


  調和は、音楽のように、
  そこに、美しく生まれます。


  ルールを、越えてください。


  その旋律が、望むままに、
  奏でることを、許してください。


  そして、別の旋律がやってきたら、
  それが望むままに、奏でることを許してください。


  ほんとうに、楽しみ合って生まれた旋律には、
  なんとも言えない「和」が託されているのです。


  苦しみや悲しみから生まれたものも、
  そのまま、奏でさせてあげてください。


  それを、そのままに、許すことが
  たいせつなのです。


  むりに、歓ぶことも、
  むりに、しあわせを装うことも、
  必要ありません。


  なぜなら、
  真の歓びは、
 

  それを、そのままであることを
  許されたところから、生まれるからです。


  閉じこめられた籠からは、
  歓びは、生まれません。


  方向づけられたり、
  規制された枠からは、
 

  愛は、生まれません。


  その花が、咲きたいままに、
  咲かせてあげてください。


  たとえ、それが、
  崖っぷちであっても、


  その花は、凛とそこに咲き誇ることでしょう。


  命の、ひとつひとつを尊重してあげてください。


  まず最初に、あなたの命をです。


  あなたの命を、尊重してあげてください。


  あなたの意志を、見守ってあげてください。


  たとえそれが、あまりにもダイナミックで
  冒険的だと思えても、
  その声を、尊重してあげてください。


  あなたが、あなたを尊重できたとき、
  真に他者を、尊重することができるのです。


  あなたが、あなたも他者も尊重できたとき、
  そのとき、


  大きな自由の中で、「ひとつ」が起こるのです。


  繋がること、結び合うことに
  夢中になるのではなく、

  
  そのひとつひとつを、もっと丁寧に見つめ、  
  讃えることです。


  「自然」と繋がりたいのなら、
  あなたは「自然」と真っすぐに見つめあい、

  あなた自身と、まっすぐに向かい合うことです。


  「この星」とひとつでありたいのなら、
  「この星」のそのままを見つめ、


  あなたを、そのまま見つめることです。


  ほんとうに、「それ」をそのまま、見つめたとき、
  あなたと「この星」に、なんの距離もないことに、


  気づくでしょう。


  それが、「ひとつ」です。


  愛・・・・です。


☆ ☆ ☆


  なにか、いちど、
  いろんなものが、ばらばらに
  ばらされてるように感じる。


  この星を形づくっている

  ひとつひとつのピースが、


  パズルをひっくり返したように
  ばらばらになって、


  それぞれのピースが、
  ひとつひとつ、


  いきいきと、「在る」ことを選択し始めた時、


  それはまた、たくさんのピースのままで

  
  「ひとつ」になってゆくような・・・


  ピースと、ピースの間には、

  心地よいスペースが生まれて、
  

  もっと、ゆったりと、
  存在と存在を讃えあい、


  もっと、からっぽに、
  存在と存在が、愛し合ってゆく。


  そんなふうに、 いま、なにかが起こってる感じがするんだけどな。


  どう?


  2010年03月06日

  ★ ★ ★

   これは、10年前の言葉だけれど、

   いまもまた、そんな感覚。

   ひとつになろうとするのではなく、

   ひとつ、ひとつで在ること・・・

   ひとり、ひとりで在ること・・・

   それが尊重され、それぞれが真に自由で在るとき

   ひとつの中に、在るのかな・・・

   たいせつな、タイミング。いま・・・

   2020.5.8.