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。・。・。・ぴーちゃんから。・・。・。・。・

これは、昔、いっしょに暮らしていた

かめの「ぴーちゃん」が、天に還ったときのこと。

。・。・。


   ちょっと目を離した後、お腹を向けて
   ぷかぷかと、浮いてた、ぴーちゃん。


   わたしは、悲しくて悲しくて、 自分でもびっくりするくらい
   たくさん、泣きながら、


   「ぴーちゃん、ぴーちゃん
    もっといっしょに、いようよ。」


   って、声をかけていたら、

   
   ぷかぷかと浮いていたぴーちゃんが、
   急に、がさがさと、動き出して、


   毎日くっついて仲良くしてた
   ちびちゃんのいるところまで
   寄っていき、


   「ぴーちゃん」って声をかける
   わたしのほうを、じっとみて、

  
   その後、動かなくなった。


   わたしは、レイキをしてみたり
   いろいろとやってみたけど、


   ほんとは、もう、
   ぴーちゃんは、いないんだってわかっていて、


   でも、まるで生きてるみたいな姿で
   いってしまったから、

   
   「ぴーちゃん、またあしたね」っていって、

   
   寝た・・・。


   朝になって、やっぱりぴーちゃんは
   その同じ場所で、

   まるで生きてるみたいに、
   もう、死んでしまってたけど、

   とっても静かだった。


   きのうは、わたしは、
   ぴーちゃんのことを、
   感情がいっぱい溢れてきて
   感じてあげることができなかったけど、


   きょうは、とても静かなので
   感じてみた。


☆ ☆ ☆


   ぼくはね、
   命の光を、届けに来たんだよ。


   命の光を、注ぎに来たんだよ。


   どんなに小さな命にも、
   

   愛が、ひとつひとつに注がれていて、

   
   それを、分かち合うことができることを
   伝えにきたんだよ。


   同じ種どうし、だけが
   なかよくしたり、愛し合えるのではなく、


   種を超えて、
   命は出会い、
   愛し合えることを、伝えにきたんだ。

   
   (まだ、早いよ、ぴーちゃん。
    もっと、いっしょに、いたかったよ。)


   種を超えて、愛し合えるように、
   ほんとうは、

  
   肉体を超えても、繋がり合えるんだ。


   肉体を超えた者同士は、
   愛し合うのではなく、
   「愛」なんだけどね・・・・


   肉体のあるものと、ないものは、
   意識体で語り合うことができるんだ。

  
   あなたには、それがわかるでしょう。


   もっと、伝えてほしいんだ。


   意識と意識で交流できることを・・・


   命たちの美しさや・・・
   尊さや・・・・


   そして、消え去っても、
   繋がれることや・・・

   
   光のことを・・・・


   光のことは、また、伝えるよ。


   これから、もっと、話せるよ。


   もっと、たくさん、
   意識で、話せるよ。


   だから、悲しまないで・・・

  
   ここを、離れたほうが、
   もっと、繋がり合えるから・・・


   大きな変化と、
   大きなはじまりが、起こっているよ。

   
   この星の命たちは、
   精一杯、最後の声を発してる。


   そして、離れてゆく・・・・


   これは、この星の声だよ。


   たくさんの命から命への、
   光から、光への声・・・。


   聞き逃さないで・・・


   この星の多くの命たちが伝えたいのは、
   恨み事や、抗議なんかじゃないんだ。


   この星の、多くの命たちが伝えたいのは、
   愛だけなんだ。


   気がつかないでいるのは、
   人間だけ・・・


   あなたがたの命の一部を、失っているのに、

   麻痺してしまって、
   その痛みにも、気がつかなくなってしまっている。


   ほんとうに大切なものを、確認して、
   ほんとうに大切なものを、大切にして、


   生きるときだよ。


   ほんとうに大切なものは、  
   ほんとうの豊かさは、


   豊かさを手放したところに、見つかるよ。


   目の前の豊かさを、手放したところ・・・


   目の前の豊かさを追い過ぎると、
   ほんとうの豊かさを、見失ってしまうよ。


   目の前の愛を、追いかけ過ぎると、
   ほんとうの愛を、見失ってしまうよ。


   人は、追うものに、追われて、
   求め過ぎて、閉ざされてしまうから・・・


   これから、もっと、交流してゆこう。


   愛してるよ。これからもずっと・・・


   ありがとう。


☆ ☆ ☆

  
   このメッセージを書いていたら、
 
   岩の上に乗せてあげたぴーちゃんのところに、

   いつものように、ちびちゃんが寄り添っていった。


   ぴーちゃんが、もういないことに
   ちびちゃんは、気付いてないのかな。


   淋しいけど・・・

   2010年05月12日

★ ★ ★

   もう、10年も経つのに、あのときのことを思い出すと

   涙が溢れる。

   あれから、時は経ったけれど、

   この星の命の声は、届いているのかな・・・・

   あらためて、人の命もふくめ、

   この星の多種多様な命の尊さを、感じていよう。

   2020.3.29.