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調香師の香りの嗅ぎ方

こんばんは。

cosmic pefumerです。
みんなが寝静まる頃に。

香育という本来は子供たちに様々な香りを知ってもらう教育方法を
私はあえて大人たちに「〇〇と認識しないまま香りだけ嗅ぐ」ということを
行うことにより気づいたことがあった。

そして様々な人と香りを交えセッションすることに気づいたことがあった。

香りの嗅ぎ方だった。

嗅ぐという行為は
「吸う」ことのみに対応できるものだと思われがちだか
わたしたち調香師は
「吸う」ことにより香りも認識するが
「吐く」ことによっても香りを確認する。
吐くという鼻から抜けるときに感じる香り。

私はパフューマーという口に入れるもの以外の香料を作ることがメインで
企業でもそのだったのだか
学校やとなりの部署の方達の「フレーバーリスト」という口にいれる
つまり「味」の香りをつくる方々はとくに吐くを使っているんだなと感じていた。
吐くことにより鼻から抜ける味を計算してつくる。

香りにも重さがあり
軽いものはスッキリした(柑橘、ミントetc)は吸うことによってより
香りを感じられる

その点重いどっしりした(樹木、ムスクetc)は吐くときにより
感じられる

上記に記入した柑橘や、ミントのような軽い系の香りにも
吐くことにより重さのある香りやエグみも同時に香ることができる。

香りの感じ方は本当にそれぞれではあるが

香りの嗅ぎ方を
「吸う」と「吐く」を意識にて嗅いでみてほしい。

また
香りを嗅ぐ時もう片方の手で覆って嗅ぐ人によくみるのだが
もし香りがわからなくなる時は嗅覚麻痺や慣れによるものだから
一度大きく深呼吸したり
自分の肌の香りを一度嗅いでリセットした方がより香りを感じることができるだろう
覆ってしまうより空気と一緒に吸って吐いた方が様々な芳香があなたを喜ばすだろう。

読んでくれてありがとう。

cosmic perfumer.


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