BIGYUKI SOLO PIANO

筆者がBIGYUKI氏を知ったのは、ドラマーのMark Guilianaが2014年にリリースした『My Life Starts Now』というアルバムを制作した頃くらいだったか、(またはBEAT MUSICだったか?)Mark GuilianaがNYCのブルーノートでライブをするという知らせを見たら確かキーボード奏者が2人いて、そのうちの一人が初めて見る日本人の名前だったのでそこで名前を覚えた記憶が残っている。
Mark Guilianaは元々知っていたのだけど、この『My Life Starts Now』をリリースした年に突然ブレイクして有名になっていって、BIGYUKI氏もこのあたりから名前をよく見かけるようになった。NYCって意外に狭いから一度頭角をあらわすとあれよあれよとビッグネームになっていくことがある。

その後、BIGYUKI氏は自己名義のアルバムを2016年に「Greek Fire」 (Universal)
2017年には「Reaching For Chiron」 (Universal)をリリース。
New EP「2099」(Universal)は2020年にリリースされ現在絶賛発売中となっている。
私は「Greek Fire」というアルバムが出た頃にBIGYUKI氏がライブでジャズハーモニカ奏者のGregoire Maretを迎えてセッションしていた動画を見て、その時の演奏が爆発的に名演奏でもの凄く感銘を受けたことがあって、(動画でも凄かったからきっと生で聴いていたらもっと凄いのだと思う)その時に聴いたピアノからどこかクラッシックの匂いを感じていた。あとで彼の経歴を知れば彼は元々クラッシックピアノを学んでいたという。

この動画は先日日本で演奏されたものでおそらく彼の最新の演奏だと思う。彼のソロピアノは初めて聴いたけれど、クラッシックを学んでいただけありしっかりとしたベースが根底にあり技術的にも確かなものを持っていると感じた。
そして彼はもう完全に自己の(自分だけの)スタイルを確立させていることに気づかされて、、、確かに才能豊かなアーティストなんだけれどもそれ以上にこれまでに凄まじい努力を重ねてきたんだ、、、とこの演奏でわかった。今後この世界情勢の中でどうやって表現の場を獲得できるかを考えると悩ましいが、次回は是非生演奏で聴きたいから引き寄せの法則を信じて待とう。

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