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あの時の自分に声をかけてあげるとしたら



「あなたは人としてつまらないね」


数年前、ビジネスパートナーの方からこの言葉を投げられました。

「(えっ、なんて言われた?なんでこんなこと言われなきゃいけないの・・・)」

その瞬間は言葉のインパクトが強すぎて、何が起きたか一瞬わからずフリーズしてしまいました。

投げかけられた言葉の強さに圧倒されて、時間が経ってもどうすればいいのか判断もできずに、悩んだ結果、最終的にその方から距離を置くという選択肢を取りました。

振り返ってみると、当時の私はメンタル的に落ち込んでいる時期で、何に対しても情熱が湧かず、ただなんとなく誰かを頼って働く術を探っている時期でした。信念を持てずにフラフラ彷徨っている私を見たらこんなふうに言いたくなったのだろうなと、今考えると相手の気持ちが理解できるような気がします。


ざわざわの正体

この出来事。今でもふと「あんなこと言われて辛かったなぁ」と記憶が蘇ってきて、思い出すと心がざわざわしてきます。

今まではそのざわざわの正体は、相手に対しての苦手意識や嫌悪感だと思っていました。

でも自分の内側で何が起こっているのかを探ってみると、相手に対しての感情よりも、その出来事やその時の自分の気持ちをあたかもなかったことのように無理矢理消し去ろうとしてしまい、自分の中でこの出来事が処理しきれていなかったたことがざわざわの正体なんだなと気づきました。うまく消し去ろうとしてしまったことが、実際はその記憶に引きずられてしまい、ネガティブな感情から抜け出せなくなってしまっていたのだと思います。


もし、あの時の自分に声をかけてあげるとしたら
「今、戸惑っているよね。びっくりしているよね。その言葉を受け入れられないことは弱さでも悪いことでもない。それでいいんだよ。無理に判断しなくていい。受け止められない、そんな自分を認めてあげて。」と言ってあげたいと思います。



自分の未来のために

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過去は変えられないけど、時が経って向き合えるタイミングがきたら、過去の出来事と自分の気持ちの整理してみてもいいかもしれません。「辛かった、心が痛かった、逃げたかった」。過去の自分の本音が導き出せて「それで良かったんだよ」と認めてあげると、きっと未来が変わってくるのではないかと思います。


☆Cosmic Consulting について☆
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