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勝手に鉄道検定:215問目

難易度 : ★★★★★☆☆☆☆☆(Lv. 5)

【問215】ゆりかもめ(東京都)やポートライナー(兵庫県)などの分類として、正しいものはどれか?

1. モノレール
2. 新交通システム
3. LRT

明日1/21(木)の11:45頃までは、Twitterにて実際にご解答いただけます。
現在解答できる鉄道検定のツイートは、固定ツイートに設定しています。
https://twitter.com/cosine_travel


ご覧いただきまして、ありがとうございます!
「勝手に鉄道検定」の記事は、2部構成となっています。

・問題の「出題
・前の問題の「解答・解説」(簡易版)


この記事では、下記の内容をお伝えします。

・問215の「出題」
問215 : 「ゆりかもめ」などの分類

・問214の「解答・解説」(簡易版)
問214 : 線路の下に敷き詰められた石の名前

※「出題」は、記事の冒頭にてさせていただきました。

問211~問220のテーマは、「線路・設備」です。
主に線路など、鉄道が走るための設備に関する問題を出題します。
問211から問220にかけて、難易度がどんどん上がっていきます

詳しい「解答・解説」は、こちらの記事をご覧ください。
※上記の記事は、「1/26(火)」から閲覧可能となります。

「勝手に鉄道検定」の問題一覧は、下記の記事にまとめています。


問214の「解答・解説」(簡易版)

正解は、「1. バラスト」です。
線路の下に敷き詰められた石は、バラストといいます。


いきなりですが、鉄道車両はどれくらいの重さがあるかご存知でしょうか?
JR山手線を走っているE235系(11両編成)では、約340.8tになります。
モーターなど車両設備により重さが変わるので全ての車両が同じ重さというわけではないですが、平均すると1両あたり31tほどになります。
こんなにも重い鉄道車両が高速で走行しますから、地面への衝撃走行音も相当なものになるはずです。

そんな衝撃や走行音を吸収する役割があるのが、バラストです。
鉄道において、バラストは線路が敷設される路盤を形成するためのという文脈で使われます。
船舶などの安定性を向上させるためのものという文脈で使われることもあるそうです。(例:バラスト水

枕木は、レールが動かないように固定する役割を担います。
仮に、バラストの上にレールを直接置いたらどうなるでしょうか?
恐らく、車両が通過するたびにレールの幅や高さがバラバラとなり、安全に運行することは難しいでしょう…
レールの幅や高さを固定する枕木は、安全運行を実現するために重要です。

しかし、レールを枕木の上に置くだけで固定されるわけではありません。
レール枕木をしっかりと繋ぎ合わせる部品が必要です。
その部品が、犬釘です。
犬釘の突起がところどころ犬の鼻や耳に似ていることに由来します。

最近では、高架化される路線も増えてきました。
高架路線では、バラスト軌道ではなくスラブ軌道となるケースもあります。
スラブ軌道では、一般的にバラスト、枕木、犬釘は不要です。

高架路線では、スラブ軌道の他にも「弾性まくらぎ直結軌道」という方式もあります。
秋葉原駅~つくば駅を結ぶつくばエクスプレスでは多くの区間でこれが採用されており、消音のためのバラストも敷き詰められています。

最後に、1つだけお伝えします。
バラスト軌道の路線では、バラストが崩れてレールが不安定になったら困るかと思います。
そうならないように整備しているのが、主に終電の後~初電の前に行われる保線作業です。

保線とは、線路の保守を行うことです。
保線作業では、バラストなど路盤を固めたりレールの歪みを矯正するためのマルチプルタイタンパーなどが活躍しています。
いつも安全に鉄道を利用できるのは、保線作業をしてくださっている方々の貢献が大きいことも覚えておきたいですね。


ここまでご覧いただきまして、ありがとうございました!
明日以降の「勝手に鉄道検定」も、よろしくお願いします!

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