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DESIGN WEEK KYOTOスタッフマガジン

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「京都をデザインしなおし、クリエイティブな街へ」をビジョンに掲げ、様々なモノづくり現場をオープンして国内外の多種多様な人たちとの交流を促進するDESIGN WEEK KYOTO。…
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【西陣織帯地製造】 桝屋高尾 ねん金糸の魅力

「ねん金糸(ねんきんし)」という糸があるのをご存知でしょうか。美しく煌めく糸を使った織物が最大の特徴です。桝屋高尾がこの「ねん金糸」と出会ったのは、1977年、3代目当主の時。名古屋にある、徳川美術館からコレクションにあった、ねん金袱紗(ふくさ)を復元して欲しいと依頼されたことがきっかけでした。 復元依頼を受けて、早速生地をルーペでのぞき、経糸(たていと)と横糸に、どのような糸が使われているのかを調べてみたのですが、横糸に入っていたのは、これまで見たこともない変わった金糸。

【DWK】 ONLINE DIALOGUE Vol.14 桝屋髙尾 代表取締役社長 髙尾 朱子氏

こんにちは。DESIGN WEEK KYOTO (以下、DWK)の岩口知加です。 7/27、DWK ONLINE DIALOGUE Vol.14 を開催しました。本日はその開催報告をお届けします。なお、YouTubeには対談の様子がアップされていますのでご興味のある方はぜひこちらもご覧ください。 今回のゲストは、 桝屋髙尾 代表取締役社長 髙尾 朱子(たかお しゅうこ)さんです。 桝屋高尾さんは、西陣織帯地製造の工房で、徳川美術館の宝物袱紗を再現する際に開発した独自の糸

“モノづくりをもっと身近に” 新しいカタチのショッピングサイトがまもなくオープン

“モノづくりをもっと身近に” をテーマにしたショッピングサイト"濾庵-ryoan-"がまもなくオープン! 本日は、そんな濾庵-ryoan-の特徴をご紹介します。 モノを買うだけではなく -そのモノを作っている人のこと、 -そのモノをつくる技術のこと -素材のこと… モノづくりにまつわる様々な情報を配信する。 濾庵-ryoan-はそんなECサイトです。 ■特徴その①   職人さん一人ひとりの生き様に迫る「職人紹介」のページ どんな方が、どんな風に、どんな想いで、どんな背

京都のモノづくり現場における、オンラインの恩恵と可能性

コロナ禍の自粛期間に、オンラインの可能性を実感した方は少なくないだろう。弊社COS KYOTOも日々の業務・打ち合わせ・交流・イベント…様々なことがオンラインに代わり、オンラインの恩恵と可能性を大いに感じている。 その中で今回は、COS KYOTOが事務局を務めるDESIGN WEEK KYOTO(DWK)のオンラインを通じたコミュニティ活動を紹介したい。 DWKは、京都のモノづくり現場をオープンし国内外さまざまな人との交流を促進することで、京都が創造性あふれる街となるこ

【DWK】ONLINE DIALOGUE Vol.1 - 土御門仏所 仏師 三浦耀山氏

こんにちは。DESIGN WEEK KYOTO (以下、DWK)の北林佳奈です。 先日、DWK初のONLINE DIALOGUE Vol.1 を開催しました。本日はその開催報告をお届けします。なお、YouTubeには対談の様子がアップされていますのでご興味のある方はぜひこちらもご覧ください。 記念すべき最初のゲストは、土御門仏所(つちみかどぶっしょ)の仏師、三浦耀山(みうら ようざん)さん。三浦さんは、DWKが発足した2016年からオープンファクトリーに参加。様々な方との

オープンファクトリーの可能性 〜亀岡でのDWK初開催を通して思うこと〜

COS KYOTO北林佳奈です。弊社が事務局を務める、オープンファクトリーイベント「DESIGN WEEK KYOTO2020」が今年も開催されました。第5回目となる今回は、亀岡・宇治にもエリアを広げ、過去最多の42のモノづくりの工房・工場がオープンファクトリーとして参加しました。初開催となる亀岡エリアは、①将大鍛刀場(刀鍛冶)、②長岡銘竹(京銘竹)、③丹山酒造(酒蔵)、④宮部仏壇(仏壇)、⑤松楽(楽焼)、⑥三浦製材(製材所)の6箇所がオープン。ちなみに私の実家が亀岡にあると