肝臓について②
早くも夏が本番ですね
暑い季節、体調を崩さず乗り切りたいものです
皆さんこんにちは、これじおです
そして今回も肝臓について
今回は生理学的に(?)まとめます
肝臓の役割
肝臓の役割は多岐にわたりますが、大きく分けて4つ役割があります
①代謝
まずは『代謝』です
ある物質が化学的に変化することを『代謝』と言います
前回、門脈には消化管から吸収した栄養が流れている、と書きました
当然、吸収した栄養がそのままでは身体で使うことができません
(そんなことになったら、豚肉食べたら豚になりますからねぇ(´_ゝ`))
肝臓は、『栄養素を身体で使えるように作り替える工場』というわけです
②貯蔵
文字通りですが、過剰なエネルギーをグリコーゲンや脂肪に変えて
保管しておきます
特に、脳はエネルギーを多く使う上、グルコースでしか栄養出来ません
したがって、余剰分をグリコーゲン(グルコースをまとめたモノという
認識で良いと思います)として取っておくのです
③解毒
お酒を飲む人だとなじみ深いかもしれませんが
身体にとって有害な物質を分解・解毒する能力です
アルコールもそうですが、薬や体内で発生した有害な物質も含みます
それらの一部は後述する『胆汁』中に排泄されます
④胆汁の生成
胆汁は、『コレステロール』と『胆汁酸』から作られます
役割は大きく二つ
1つ目は、脂質の消化吸収を助ける働きです
脂肪を乳化させる(≒水に混ざりやすくする)作用です
2つ目は、解毒した不要な物質を排泄する働きです
それは例えばビリルビンとか
門脈は脾臓とつながっている、という話をしました
脾臓は古くなった赤血球を分解します
この時、ヘモグロビンからビリルビンが作られ、これが肝臓に運ばれて
胆汁に含まれます
胆汁の色は黄金色らしいですが、これの元はこのビリルビンなのです
役割のまとめ
ということでお送りいたしました
肝臓に向かう血管、そして役割が分かってくると他の分野の理解も深まります
私もたまには復習しておかないとなぁ・・・(;´Д`)
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