【一般臨床】下垂体疾患
突然一般臨床です
学生時代は好きでしたね( ̄ー ̄) (今はもう覚えてない
皆さんこんにちは、これじおです
今回は、ホルモンと関係のある疾患について
かなり忘れていたので私自身復習です
・・・でも、意外と内分泌疾患って国試に出ないのかもなぁ・・・
下垂体疾患
下垂体のホルモン
羅列だけします
・成長ホルモン(GH) :成長促進、血糖上昇
・プロラクチン(PRL) :乳腺発育、乳汁分泌促進
・甲状腺刺激ホルモン(TSH) :甲状腺ホルモンの合成・分泌促進
・副腎皮質刺激ホルモン(ACTH):副腎皮質の分泌機能促進
・卵胞刺激ホルモン(FSH) :卵胞の発育促進
・黄体形成ホルモン(LH) :排卵誘発、黄体形成促進
先端巨大症・下垂体性巨人症
概説
慢性の成長ホルモン過剰分泌による骨・軟部組織の異常発育
70%が下垂体腺腫によるGHの過剰分泌が原因
下垂体腺腫ということは、下垂体から出る他のホルモンにも影響がある
GH過剰ということは、血糖値も高い
下垂体性小人症
概説
GHの欠損または分泌低下で成長障害・低身長をきたす
男:女=3:1(特発性は分娩異常で出生時仮死のみられた男児に多い)
他の疾患(クレチン症・ターナー症候群)と異なり身体は均整がとれている
下垂体前葉機能低下症(シモンズ病)
概説
下垂体腺腫や周囲の腫瘍が原因
下垂体前葉のホルモン全ての分泌が低下するので、成長遅延、甲状腺・副腎皮質の機能低下、生殖機能の低下なども起こる
下垂体疾患(国試とかによく出るやつ)
クッシング病(下垂体ACTH産生腺腫)
概説
下垂体からのACTH過剰分泌が原因で、副腎からのコルチゾール分泌が増加
男:女=1:3
下垂体に問題があるクッシング病と副腎に問題があるクッシング症候群という違いがある
症状
クッシング症候群と同様で、高血圧・満月様顔貌・中心性肥満・水牛様脂肪塊・赤色皮膚線条・糖尿病・骨粗鬆症などを呈する
全ての症状は『コルチゾール』が原因
コルチゾールの作用の確認が必要ですね
尿崩症
概説
下垂体後葉から分泌される抗利尿ホルモン(バゾプレシン)の分泌低下により、腎臓の集合管からの水の再吸収低下が起き、多尿・多飲を呈する
腎性尿崩症と症状は同じだが、腎性ではバゾプレシンは関与しない
簡単な図解
クッシング病とクッシング症候群、違いは何か?
それは原因となっている場所が違うということです
クッシング病は、下垂体でACTHが過剰生産され、それが副腎に影響し、結果コルチゾールの産生が増加する
クッシング症候群は、下垂体は正常で、副腎の腫瘍などでコルチゾールの産生が増加する
結果は同じでも、過程が違うということですね
まとめ
結果が同じなら一緒で良いんでない?
その通りですが・・・それも面白くないな、と思っていた当時の私です
先の通り、国試に出るかでないかで言ったら多分そんなに出ません
だけど、私たちは『人の身体に触れる』仕事です
知りませんでした!ってわけにはいかないので最低限は覚えておきたいものです
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