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現場が大切だということを再認識

皆さん、こんにちは。先日、CORRECTEACH LABの理念を綴った記事にて、「現場を大切に」を強調しました。

この理念は、最近の経験を通して、さらに深く感じ取ることができました。そこで今回は「現場への敬意」について、私の思いをさらに深く皆様と共有したいと思います。

お金を生み出すのは誰か?

「誰が真の価値を生み出しているのか?」この問いに対し、多くの人が誤解しているように感じます。特に従業員として働いている人は、この真実を理解するのが難しいかもしれません。しかし、高品質な仕事を目指すのであれば、この理解に努めることは重要です。
事業主や経営者の立場から見れば、この問いに対する答えはより明確です。仕事の本質を深く理解することは容易ではありませんが、その価値は計り知れません。どのような業界においても、価値を生み出す人々がいます。そして、その価値を支え、高める人々もいます。その相互作用こそが、企業を成功に導く鍵だと私は信じています。その中心にあるのがGENBA、つまり現場です。

私の経験

現在の独立に加え以前に勤めた3社での経験、及び様々なプラットフォームでの活動を通じ、GENBAへの敬意が組織の成功においていかに重要であるかを実感しました。特に、大手企業での経験からは、経営層からGENBAへの深い理解と尊敬の念を感じ取ることができました。事例はいくつもありますがその中の一つにボーナスはGENBA従業員には1.2倍、オフィスワーク従業員には0.8倍と設定するなど(数字はおおよそこんな感じ)、GENBAの働きを価値あるものと認識していました。私はホワイトカラーでしたが、一社員として働いていて普通にこういったことを肌で感じるということは、GENBAで働いている人たちはもっと感じていたと思います。もちろん、現実には常に良いことばかりではありませんが、企業としてこのような姿勢を持つことは非常に重要です。
ちなみに、こうした文化があるところでは、例えば品質部隊がGENBAを助けることも自然に行われていました。(仕事としてはもちろん、しっかり相手を思いやるという意味です)

一方で、GENBAを軽視する企業も存在します。そのような企業では、組織内での不満が高まり、有能な人材が次々と去っていくのを見てきました。その中の一人が私自身なのですが、去っていった人たちの言葉は忘れがたいものがあります。「社員を大切にする」とうたっていながら、実際には社員から悲しみや不満の声を引き出してしまう経営陣。それで果たして本当にうまく経営できているといえるのでしょうか?持続可能な成長は、そこからは望めないでしょう。これは、経営の持続可能性を損なう行動であり、避けなければならない道です。

また、現在も関わりがあるため詳細な言及は避けますが、最近あるプラットフォームの社長の行動からも、GENBAに対する考えを再認識しました。
配信をしていたときに私の考えを述べ、そこから生じた議論で特に印象的だったのは、「社長は社長にしかできない仕事をすべきだ」という意見でした。これは自明の理ですが、このコメントが示唆するように、経営者としての役割に真摯に向き合うこと、そしてGENBAが創出する価値に対して深い理解と尊重を持つことがいかに重要であるかを思い起こさせます。おそらく社長はGENBAがどこにあるのか、そして何を大切にすべきかが理解できていないのだと感じました。

少々抽象的な表現になってしまい申し訳ありませんが、トップの想いがあやふやだと、そこに属する人たちもあやふやになってしまいます。残念ですが、そうなった場所の行く末は、言うまでもありません。また、誤解を避けるべき点は、GENBAへの物理的な出向が常に必要ではないということです。そして、インターネットでよく見る「社長は現場に出てきてはならない」といったような決めつけはしてはならないということです。状況に応じて必要な対応は異なるため、これは自然なことです。そのため、正しく柔軟な理解が欠けていると、多くの人々を不幸にする可能性があるのです。

私は自らが関わるすべての場で、このような残念なことはしたくはありません。だからこそ、「大切なのは、現場目線。現場想い。」という信念をこれからも大切にしていきたいと思います。

GENBAへの想いを説明できますか?

最後に一つ。

「あなたはGENBAへの想いを自分の言葉で説明できますか?」

もし表現することが難しい場合は、それはもしかすると、GENBAへの理解や想いがまだ深まりきっていない証拠かもしれません。この機会に、自身のGENBAへの姿勢を見つめ直し、根本から考え直す時間を持つことをお勧めします。
逆に説明できる場合は、あなたの見逃しているところはないか、もっと深く考察してみると良いでしょう。

いずれにしてもGENBAとの深い繋がりが、より良い成果への鍵となるでしょう。


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