見出し画像

料理してるあなただって理系の仲間

トントントントン、グツグツグツグツ、コトコトコトコト。
料理するのも食べるのも大好きなエリPです🌞

今日はゆっくり家でご馳走を作ろうと思って、インターネットでレシピを探して。
そのレシピに沿って材料を混ぜたり焼いたりしたのに失敗しちゃって。
レシピ通りにやったのになんでだろう?
という不思議な経験をしたことありませんか?

料理というのは一番身近にある化学です。
化学と聞くと皆さんは難しいことを思い浮かべてしまうかもしれませんが、私たちの体の中ではずっと化学反応が起きています。
ですから化学というのは皆さんが思っている以上に身近なんです。

この様な化学反応は料理の中でもたくさん見られます。
例えば皆さんはマヨネーズを作ったことがありますか?
本来は混ざることのない、油と酢が一体となって新たな美味が生まれるのです。これには、マヨネーズのある材料に秘密が含まれています。

水の中に油成分を微小化させ拡散している図。マヨネーズの場合は逆のことが起こる。

それは卵黄です。卵の黄身に含まれているレシチンに乳化作用があるため、水と油の様な混ざり合わない二つの液体を一つにすることが出来るのです。
マヨネーズの場合は、卵黄にお酢を混ぜて、そこに少しずつ油を混ぜながら加えていきます。この時、お酢を微粒化させて、油の中に分散させます。この様にして、クリーム状のものが出来上がるのです。

そしておやつの時間にも化学反応は起こっています。
雨の中、出来る限り早く走って帰ったら、香ばしい甘いクッキーの香りが家中に漂っていました。この時皆さんは無数の化学反応を目の前にしているのです。

クッキーを作る時、実はたくさんのことが起きています。
まず初めにクッキー生地をオーブンに入れると、バターの中に含まれている水分が水蒸気に変わり、生地から逃げ出そうとして、生地を押し上げて、クッキーを膨らませます。もう少し温度が上がるとクッキーの水分は生地から逃げて、クッキーの中に小さな隙間がたくさん出来ます。これがあのサクサク食感につながるのです。
この隙間は、ベーキングパウダーによって発生する二酸化炭素からも得ることができ、更に軽い口触りのクッキーを作ることが可能です。
そして、オーブンなどで焼かれる食べ物の代表的な化学反応といえば、メイラード反応があげられます。家の中を満たしている香ばしい甘いクッキーのに香りはこの反応のおかげなのです。お肉を焼いている時に感じる香りもこの様な化学反応によって漂うのです。

身の回りのいつもの光景の中に、実はたくさんの化学反応が起きているのです。
皆さんも一日一個、化学反応を目にしているはずですよ。

毎日新しい発見が出来るといいですね🌞

それではまた次の記事でお会いしましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?