本能と治癒能力
こんにちわ。前回と同じ日に書いています。
なので、前回紹介したケイ素のお水はまだ届いていませんので、効果のほどはまた後日となります。
どうしても知ってもらいたいことがあって、また書いています。
こんなことを言ったら怒られるかもしれませんが、ロメオには若い頃、お外歩きをさせていました。
田舎町、農村なのです。
でも、それでも、タヌキやハクビシンが死んでいる姿を見るので、いつしか抱っこして庭の畑を見せて歩いたり、堤防のふもとに抱っこのまま腰を下ろして日光浴、などになりました。
ロメオもそれで手を打ってくれている、そんな感じでした。
しかし、腎不全(今では一般的に「腎障害」と呼ぶそうです)になってからロメオは、しきりに「外へ行こう」と言うようになりました。
その姿は、数年前に慢性腎不全とエイズが原因で亡くなった老猫・レオの末期を髣髴とさせました。
痩せに痩せ、苦しそうに声を上げながら「外へ連れていってくれ」と訴えるレオを見て、私は「死に場所へ行くつもりだ」と、思ってしまったのです。
こちらの先生の動画をご覧ください。
私が、あちこちに問い合わせたり、他にやりようがあるはずだと、目を覚まさせてくれた先生です。
動画内では、特に脱水についてお話されています。
詳しい専門的な解説は、実際に見ていただきたいのですが、目からうろこが落ちたのは、アーシングについてです。
ロメオの行動が、理解できました。
この動画に出会う前、外へ行こうアピールがあまりに激しく、当初、具合の悪いロメオがそうまで言うなら……と、おそるおそる畑の地面におろしました。
すると、ロメオはシソ畑の畝に腰を下ろし、そのまま腹を地面につけて休んでいました。なにか、シソの香りが良いのかしら? としか思わず、どこかへすっ飛んでいく様子もないことに安心し、連日シソ畑でまったりする姿を「シソ浴」などと呼んでいました。
※私の畑は「自然農」といって、農薬や化学肥料を一切使いません。
まさかこれが、アーシングによって体内で水分を生成する行為だとは……。
レオに、謝っても、謝っても、謝り切れない。
レオは、亡き祖父母によって出入り自由に育てられた昔気質の猫でした。
だからこそ、ロメオよりもっと知っていた。
レオはあの時、外へ出て、ゼロ磁場の大地に横たわり放電し、少しでも体内で水分を生成しようと、少しでも治癒しようと、それがやりたんだと、そう私に言っていたのに、私は、「このまま帰ってこないつもりだろう」と、そんなのは絶対に嫌だと、彼を外へ出してあげなかった。
なんてひどいことをしたんだろう、なんて無知で、情けない。
慢性腎不全で愛猫を亡くした方の闘病記ブログで、「死に場所へ向かおうとしている愛猫を、望む場所で送ってやれなかった」と後悔する文を読んだことがあります。
それはもしかしたら、違ったのかもしれません。
私たちは、あらゆる「幻想」にとらわれて、動物の本能を無視しているのかもしれません。
食事もそう。長らく言われ続けてきた「安全なフード」は、蓋を開けてみればその動物それぞれのあるべき姿を無視した、人間にとって都合のいい「餌」でしかなかった。
私は今、毎朝4時~5時に起床し、ロメオと一緒に散歩をしています。
時々休みながら、草の匂いを楽しんだり、勢いよくマーキングしたり、時にはピョン! と跳ねてみせてくれたり、ずいぶん遠くの水溜まりの水を飲んだり。
水溜まりの水はちょっと……と思いましたが、いくら連れ戻しても、何度もそこへ向かうロメオと、沈殿した砂状の土、そこから生える青々としたクローバー、透明な上澄みに泳ぐアメンボを見て、これもまた、ロメオが猫として生きる姿のひとつなのだと思い直し、ソワソワしながらも見守っています。
満足すると、元来た道を引き返すロメオ。私を連れてです。
そして自宅敷地内に入ると、〆のシソ浴。
ここまでおよそ2時間。私はヘトヘトですが、なぜだか嬉しいのです。
しかしこれは、自分で言うのもアレですが、私とロメオの間にある信頼関係と、ロメオがかつてお外歩きをしていた経験があってこそできることで、普通、猫がリードもなしにニンゲンを引き連れて散歩をし、ちゃんと帰ってくるなんて、なかなか無いと思うんです。
我が家の他の子らがお外へ出たらと想像するだけで、ゾッとします。
だから、完全室内暮らしの猫さんが、アーシングの為に気軽にお外へ出る、というのは難しいかな……。
我が家だって、他の子たちの体内も気になるし、ロメも冬場はどうしたものかと、今考えています。
アーシングマットなるものが売っているようですが、なんだか不安です。古い人間でしょうか。
この他、我が家の猫たちは皆、いわゆる「猫草」エン麦よりも、畑にはびこるイネ科の雑草のほうをこよなく愛するのですが、その中でも昔からロメオは「メヒシバ」を好んでいます。
それについて驚くことになったのは、腎を悪くした猫が、このクサを食べても大丈夫か? と調べたのがきっかけでした。
イネ科のクサでマルチングする自然農であっても、畑にとっては結構な厄介者で、「メヒシバ 効果」などと検索すると、メヒシバをやっつける除草剤の紹介ばかりが出てきます。
しかし、「メヒシバ 腎不全」と検索してみてください。
猫が直接食べることで如何ほどの効果があるのかは不明ですが、これもまた、本能で知っていたことなのかもしれません。
動物は、私たちよりずっと優れています。
彼らの言うことを信じてみませんか。
※アーシングだけでは腎障害による脱水を回避できません。
今日もありがとうございました。
次回は、骨スープについて書こうかな……まだ決めていません。
また読みに来てください。
あなたの愛猫さんが今日も明日も元気でありますように。
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