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【性の多様性】なかなか伝わらん話

こんにちわ。
今日はカードリーディングでも猫様の話でもなく、日ごろ私が感じていることを綴ってみようと思います。
※ちなみにカードリーディングは暑さにやられっぱなしで全然やれていないうえ、先日ロメに「ちょっと考え直した方がいいな」と言われたので休んでいます。

LGBTと言っても色々ですよって話

私はそもそも、男性が苦手です。
でも過去に何人かの男性と真剣に交際をしました。
私の性自認は女性です。
基本的に男性が苦手です。

ここでLGBTQをもう一回おさらいしてみませんか。
・L(レズビアン):性自認が女性で、女性を愛する
・G(ゲイ):性自認が男性で、男性を愛する
・B(バイセクシュアル):性自認は男女それぞれ、どちらの性も愛する
・T(トランスジェンダー):生物学的な性と、精神的な性が違っている
・Q(クエスチョン):性自認が定まっていない等

すみません、正直「Q」がどこまでクエスチョンなのかは、私にははかり知れません。

LGBTの中にも色々なパターンがあるよ、というのはぼちぼち世間にも知られてきたと思います。
例えば、肉体は男性、心は女性のトランスジェンダーの方がいるとします。
そして彼女は女性を愛します。男性を愛せません。
この場合、彼女はトランスジェンダーのレズビアンということになります。
これは肉体と心の性が逆でもあり得ることです。

私の話に戻りますが、過去にお付き合いをした男性の中には、トランスジェンダーの人もいました。
私にとって彼は男性だった。
お別れした理由も、彼の肉体が女性だからではなく単に「めんどくせえ男だな」と思っただけです。

やがて彼との交際のあと、別の男性ともお付き合いをしてみた結果、私の中には「男ってなんか苦手だな」という感情が残りました。

ただ、だからといって女性となら上手く交際できるのかと言えば、必ずしもそうではないと思うし、特に女性とお付き合いしたいという願望もないです。

むしろ誰とも恋愛関係になりたくない。
人員や共同体、仲間としての信頼関係は欲するけれど。

40代になってようやく気付いたのですが、どうも私は「性的な好意」を向けられるのが苦手なようです。

性的という言葉

性的嗜好、とかいう言葉も苦手です。
上記の言葉を聞くと多くの人は性行為に結びつけるからです。
少なくとも私の周囲はそうでした。
だから私が「性的な好意を向けられるとゾッとするし、なんか腹が立ってくる」と話すと、次のような反応が返ってきます。

「潔癖なのか」
「性行為は汚いことじゃないよ」
「カラダ目当てか! って思っちゃうんだ?」
「汚らわしいワ! って感じ?」

ちがーーーーーーーーう!!

性的な好意、というのはつまり、恋愛対象に含まれるということです。

しかし私も10代や20代の頃は他人に恋愛感情を抱いたりしていました。
それがどうしてなのか、20代後半あたりから「誰かと恋愛関係になるのが気持ち悪い」と思うようになり、別に自分のことをモテると言う訳じゃありませんが、目の前の相手からふっと「そういう匂い」が漂ってきた瞬間、吐き気がするほど気持ち悪くなっていました。

今思うと、若い頃のあの感情も果たして恋愛感情だったのか? 分かりません。

……とここまで打ち明けると今度は、次のような反応が返ってきます。

「理想が高いんだね」
「高飛車」
「裏切り者!そういう目で見てたのね!って思うんだ?」
「恋愛なんかして馬鹿みたい、っていうふうに他人を見てるんだね」

ちがーーーーーーーーーーう!!!!

私は私! あなたはあなた!
恋愛をして、実り、幸せそうにしている人を見るのが好き!
「よかったね〜おめでとう(^^)」って思う!
恋愛関係の占いもやってます!!
漫画や映画の恋愛シーンではキュンとします!!
でも私自身はイヤなの!!
それだけなの!!!

でももし、私に向けて「そういう匂い」を放ってきたのが女性だったら?
そう想像すると、別に嫌な気持ちになりません。

ちなみに(と言うのも変ですが)最後にお付き合いした男性はとても遠い所へ行ってしまったのですが、そのことが後付けの理由や美談になったわけではなく、愛し合っていた時から「あなたが女性でも、人間でなくても愛していた」という思いを唯一受け入れてもらえた、かけがえのない存在として今も私の中に生き続けています。

それこそちなみにそういえば、私はいつも誰かを好きになったときは熱烈で、「あなたがたとえ同性でも…」と伝えていたのに、他の誰もが受け入れはしなかった。
中には「女が女を好きになっちゃダメだ」とまで言う人もいた。
俺が男だから好きになったんだ、俺は君が男だったら好きにはならなかったと。

「好き」とは?
恋愛関係にならなければ認められない愛情なのですか??

けれど最後の彼だけは違った。分かる、自分もそうだからと、自分がもうひとりいるみたいだと、そう言って驚いていました。

そのような人との触れ合いは、果たして恋愛感情で片付けられるものだったのか、とも思うのです。

「男性を大好きな女性」から向けられる視線

私が最もイライラしたり嫌だなって思うのがこれです。
別々の人間同士、共感はあっても理解なんか無理に決まってる、というのが私の持論です。ですが、分かっちゃいるけどどうしても分かってくれない相手がたまに現れる。
分かってくれなくていいんです。
なのに彼女たちは「分からないこと」を「分かること」に曲げてくるんです。

もうやめて! とキレそうになる。
それは……

「全ての女性は、自分と同じように男が大好きだ」と思い込んでいる。
そういう女性たちがたま~~~に、いや、定期的に現れる。
そう、思い起こせば10代、20代、30代、40代のとき、いつも必ず1人はいる。
彼女らの態度からありありと伝わってくる心の声は、以下のようなものです。

「本当は男にモテたいんでしょ?」
「私のように男と上手く話せるようになりたいけど、できないんでしょ」
「私のほうが男から見て魅力的だから。ふん!」
「ムカつく」

何がムカつくんじゃあーーーーー!!!
こっちの気持ちじゃそれはーーーー!!
彼女らは、私が女だというだけで勝手にライバル心を向けてきます。
繰り返しになりますがね、私は別に男性にモテませんよ。
特別美人でもないし。
なのに彼女らは、私が「女」というだけで!
ニヤニヤしたりジロジロしたり、クネクネしたりもうやめて。

なんだか段々と悪口みたいになってきちゃいますが聞いてください。
昔mixiっていうSNSがあったんですよ。若い人たち知ってますか。今でもありますけど。
それは紹介制のSNSで、要はリアルな知り合いと繋がることが殆どでした。

リアルな知人から妙で勝手で一方的な「張り合い」をSNS上だけで吹っかけられるの、想像できますか。

今で言うマウント取りなんでしょうけれど「そんなことして、どこで何のマウントが取れるんだろう……」と怖くなるんです。
真似してくるんです、なぜか。
しかも、私からしたらどうでもいい事をです。
何か良いものを買ったとか食べたとか? マウントを取る人ってそういうことを気にするイメージがあるんですが、どうでしょうか。
私はそのへんの話題にそもそも興味がないし、なにかの自慢をしたわけでもなく……「こういう友達がいて、そいつの話が超ウケる」とかです。
そんなことまで拾って、なんて言うか一言で言うと真似てくるんですね。
更に言えば私は昔から「隠キャ」です。
バンドマンでしたが、ぶっちゃけガチのバンドマンなんて隠キャです。
対して彼女は陽キャのパリピ。パリピって死語ですか?
つまりつまり、陽キャが隠キャのやること成すこと拾って真似して何故か「それ、私の方が上」と匂わせてくる? な、何が?? そんな感じで怖かったです。不気味でした。しかも本当にリアルな知人。
例に漏れず彼女は男性が大好きな女性でした。今は何もかもをブロックしてもう10年以上が経っています。

そういう人たちは決まって、私のことを「レズビアンなんじゃないか」と感じると離れていきます。

中には「スマホがハッキングされた。あなたに迷惑がかかるからもう連絡してこないで」とかいう訳の分からん言い訳をわざわざ用意した女性もいました。

仮に私がレズビアンだったとしても、あなたを好きになったりしない。
そしてレズビアン=全女性をセックスの対象として物色する女性のことじゃない。ふざけないでよ。
何もかも心が、視野が狭い。
とても苦手な人たちです。

ここまで綴って気付いたこと

書いていくうちに気付きました。
私は、全男性を愛せないわけじゃないし、全女性を愛せるわけでもない。当たり前ですけど。

「男性が大好きな女性」と「男性が大好きな女性こそが女だと思っている男性」が苦手なんです。

それは「男性性が強めの男性」と「男性性が強めの男性を大好きな女性」とも言えます。
ここで言う「男性性、女性性」というのは私が占いをやるから使う言葉かもしれません。
長年言われてきた「女らしく、男らしく」の意味とは違います。
これについてはまた別の記事を書きたいと思います。

話は戻って、女性性が強めの男性や、女性のことは愛せる。

というか、どんな性であっても、互いを別の人間として認識し、尊重し合える人であることは、当然の条件だと思います。


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