新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の治療薬

新型コロナウィルス感染症と免疫反応を簡単に説明すると、

ウィルスが気道を通過し、肺へ到達し肺細胞に(ウィルス側のスパイクタンパク質と細胞側のACE2と結びつくことで)侵入し、RNAを複製するための酵素(工具/ポリメラーゼ)でRNAを複製し、(ヒトの)細胞内の材料を使って増殖する。増殖の後、細胞から飛び出して他の細胞に拡散し感染する。免疫細胞は、ウィルスを異物とみなし不活化させるために攻撃し、炎症をおこす。

になります。
このような流れのどこかを止めるために、薬の特徴がそれぞれあるのでご紹介します。

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イベルメクチン:ウイルスの複製を抑制、ウイルスの核内への侵入を阻害
上画像①(R2.8.26):https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000663068.pdf
下画像②(一部加工):https://www.jiu.ac.jp/features/detail/id=6717

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画像③:https://mainichi.jp/articles/20200920/ddm/041/040/083000c

なお、ビタミンCやD、亜鉛がコロナ重症化対策として取り上げられることもしばしばあるが、その理由は⑤の抗炎症作用があるからです。

治療薬の承認動向については、厚生労働省のHP「2.今後の治療薬等の開発について」をみてください。

実際に現場の診療について詳しく知りたい場合は、厚生労働省のHPの「4.その他ガイドライン等に関する事項」-「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第4.1版」などの最新版をみてください。

実際に現場で行われる薬物投与の詳細は、日本感染症学会の「COVID-19に対する薬物治療の考え方 第7版」などの最新版を見てください。

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