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ごく普通の鹿のゲーム DEEEER Simulatorを考察を無理やりしてみる。

さっそく全クリしてみたが、日本も捨てたもんじゃないよねぇと「賢くない」感想を述べてしまうが、ずっと海外の人のおバカゲームだと思ってたため、そういった意味でも予想外で嬉しかった。

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昔のゲームのように突然この世界に放り投げられ、手探りで何をすべきかを解いていくスタイルで、ゼルダっぽさがあるといえばそうかもしれない。ハートがそのまんまって意味でもあるけど。

ブログで「ボーボボ」のようななんでもアリな世界で、猛ダッシュするときは二足歩行で骨格どうなってるの?と言わんばかりの奇妙なシカ。

馬に跨げるし、ドラゴンに乗れる。車なども運転出来たり重火器はお手の物。おバカゲーとひとまとめにするのも簡単だが、実は何か意味があるのではと考えるのもインディーゲームの面白い所。

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ただただ、破壊しまくって全部無くしてしまおうと「頭からっぽ」にして楽しめばいいわけだが、どのゲームでも「メッセージ」というものが必ず込められているはずなのだ。

「非力」と象徴されてしまう「シカ」となり、転生して抗っていくイメージに反した強さ。シカ本来の強さを表現したいとこういう形に落とし込んだと見ている。

バッドエンドではそのまま死んでしまうが、トゥルーだと息を吹き返したようなムービーが流れていた。その時の姿は「呪い」なのか、破壊の衝動なのか罰なのか。それを祝うかのように「シカ」が花束をもってやってくる。

可愛いと受け取っていたが、「嫌がらせ」で来たかのようにも見える。

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罰を受けるのなら、この轢いたやつを地獄に突き落としてもらいたいものだ。信号無視だろに。

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敵陣営というか未来のシカが警官として現れているため、シカの敵であり、シカの部下でもあるということ・・・だよね?

イヌと「ひつじ」と「うさぎ」「シロクマ」とそういうスターフォックスのチーム?みたいな混成部隊。これは作者の好きな動物からチョイスしただけなのだろうか。

警察犬にコーギーを入れているが、「ビーバップカウボーイ」の「アイン」が好きだから「シェパード」や「ドーベルマン」じゃなく、とても狩猟に向かないコーギーを選んだのか。

頭が良いというためにブレーンにしたというのもあるが、製作者の趣味ってことで特に深い意味など無いと思う。

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スタンリー・キューブリックが監督した有名な映画作品

「2001年宇宙の旅」

この作品が大好きで人の肉体を捨て高次元の存在になる・・・と言う感じにしたという風には見えない。雰囲気で察しろは似ているってば似ているのだが。

なんというか、当時の日清のカップヌードルCMで見られる演出が印象深いから取り入れたって感じがする。

リヒャルト・シュトラウスのツァラトゥスはかく語りき、と早口で喋ったら舌噛みそうな音楽だが、これを使ったパロディ作品、フォロワーが多かった。

映画あるあるなのか、本編よりこちらの方にCMなどのイメージが根強く2001年宇宙の旅やそもそも曲名すら知らないで聞いていた、ということもありえる。

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何回も頭の中で「日清!」ってなんかよぎってしまうほど、自分もテレビの影響に毒されていたんだなと懐かしむ。

当然に映画も見ているのだが、初見は本気でなんのこっちゃかわからず、アーサーの反乱から気が付いたらメインの人が老いて迎えに来るまでの流れが全然意味不明だった。

だが、あとからこういった考察を照らし合わせることによりそういう物語だったのかと、深みを増したよくできた話だと感銘を受けることになるが、

もしかしたら「ごく普通の鹿のゲーム DEEEER Simulator」も、生き残るためや自分というものに負けてはいけない深いメッセージがあるのかもしれない。

これはただの先入観で作者の意図とはまったく違う可能性が大だが、少なくとも「ただ作りたいから」だけじゃなく、込められたものは必ずあるはずだと探りを入れるのもゲームの面白さだと思う。

「ボケ防止に良いしね」

次回作に期待するとしたら、

・武装やパワードスーツの種類がもっとほしい。

・フィールドの種類と敵の種類も増えてほしい。

・近接武器がダッシュボタンと併用してるから、近接をもっとやりやすいようにしてほしい。

・敵を捕まえてぶん投げることが出来るのをもっと活用したい

・乗り物に乗れるのにあまり活用したものがないので、幅広く欲しい。

・可愛い動物大歓迎

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エクソシストを呼んできてほしい。

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エンディングより怖いことになっている。

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みんなもレッツ!シカプレイ

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