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流行りものに乗るのがなんか嫌って感情。イカゲームって流行ってるけど面白いのん?とNetflixで見てみる。


韓国発の連続ドラマで、ネーミング的にスプラトゥーンを想起してしまいそうなタイトル。

だが、メディアから届く情報は「殺伐」としていてジャンルにもしっかりサバイバルと明記されていた。
この作品を例えるなら「カイジ」のようだという事で、債務者達が一念発起で賞金を獲得するために騙し合いなど人間の汚い部分がこれでもか!というくらい出てくるんだろう。

そんなイメージしか頭になかった。

Youtubeの石橋貴明さんのチャンネルにて、お家芸のパロディを披露したが感想としては、あまり原作を意識したような内容じゃなかったが芸人の活躍する場が得られるという人情が感じられたのでそれはそれで良かった。

▼流行りに乗るのはなんか嫌だなって感情はなぜ湧くのだろうか?

イカゲームというタイトルが発表された時は「へぇ、そういうのあるんだ」程度で色々な人がすごく評価していて、それこそ鬼滅の刃のように見といた方が損はないよ?みたいな雰囲気だった。

鬼滅自体も、和風スタイルでアマゾンプライムで見た時トップ絵が炭治郎、禰津子、善逸、伊之助とジャンプのキャラクターにしては珍しいパーティだからと別に時代劇が好きだとかシナリオが面白いだとか全くというほど、前情報が無いまま視聴する。

そして、アニメが当時無限列車手前で終了のため、さっさと続きが見たいがために原作を一巻から買い始めるとなった。

泣くほどまで行かずとも「劇場版」は見に行ってよかったなというくらい、迫真の声優の演技と怒涛のアニメーションなど文句が無い。
ただ、総じてギャグ寄りになると「あれ?」みたいななんかハマらない部分もあった。
無限列車編がそうだというより、鬼滅の刃のギャグシーンってちょっと自分にはあまりハマってなかった。そこは個人的な趣向なのでそれは置いといて。


話は戻して、イカゲームを見なかった理由とすればすでに芸能人含めたレビュアーが色々喋ってしまった事だろうか?
当然Netflixにも加入してなかったとかも加味するが、なんか色々情報漏れまくって見なくても「こう言った作品だ」で決定づけられる。

鬼滅を出したのは、原作やら何やら知ってるから「泣ける映画」の部分の共感はできるのだが、あまり知らない人から「泣ける・感動・神作品」など脂っこい言葉浴びせたらどうだろう?
個人的に胸焼けがして、別に見なくてもあらすじそこら見て「こういうもん」なんだろってテキトーに済ませれる。

「感動ポルノ」とすんごいディスられ方する人いるが、とても共感できる。
えんとつ町のプペルなど「個人的」に非常に面白かったし、見てよかったと思っているが、宣伝の煽り方が鬱陶しいよねって部分もよくわかる。

▼当時の流行りには乗っかれなかったけど

きっかけはわからない。その時はひどく落ち混んでいて人の波に乗るなどとてもじゃないができなかったかもしれない。経済的にかもしれないし、ともかく調子が良くない時にどんな作品見ても心に残らない恐れもあるし、無理矢理見たってしょうがない。

公開されて半年後、1年後、10年後以上の歳月を経てようやく手に取り視聴することができ、今頃ブームになってんの?って言われてもすんなり物語を楽しむことができる「ゆとり」があるのかもしれない。

余談が過ぎた。

▼イカゲーム視聴して1・2話

面白要素というか現代の悩みをテーマに取り入れられていて、カイジっぽいというのはゲーム内容であって私生活での描写は結構クるものがある。

不当にリストラされたギフン、
秀才で証券会社に務めていたが落ちぶれてしまうサンウ、
家族のために大金を欲する脱北者のセビョク、
高齢で脳腫瘍を患っているイルナム、
パキスタン出身の出稼ぎでやってきたが給料未払いなど苦しい状況が続くアブドゥル
などなど背景を知れば知るほど悲劇的な結末をどう捉えるか視聴者に委ねられる。

韓国には行ったことが無いからメディアで断片的にしか知らないが、競馬のシーンやATM所の中、ギフン達が一時解放された後に訪れた交番やコンビニなど日本に似ているようで国独自の形してるんだなぁと背景も面白い。

カイジなど比較的若い子がメインで進む話が日本で多いが、47歳の中年男性というチョイスが哀愁漂う感じで良い。
主役を演じたイ・ジョンジェ氏(安田顕が龍が如くで浮浪者の役演じてたがそれに近いかも)の冴えない演技と人当たりの良さなどお金絡みじゃなければ交友関係が広そうな雰囲気も好感持てた。

▼だるまさんがころんだ後のスタッフの作業

韓国では「むくげの花が咲きました」というワードだが、ルールはほぼ同じ模様。
あのためにだけに仕込んだと思われる、デカイ女の子ロボットを運んでくるスタッフ達の気苦労が絶えない。

段々と参加者たちも生い立ち不幸感も共感できるが、スタッフ達もかなりやばい環境で働かされてるんだなと彼らも「悲しい」立場なのだろうなと思ってくる。

第一ゲームで大量に死亡者(お笑い芸人の永野みたいな派手な死亡フラグ立てたやつ筆頭に)を掃除しなくてはならない。
彼らを射殺する時に使う銃、苦しまないようにヘッドショット(あの距離で)、心臓など急所を撃ったりできたならいいが火葬シーンで棺に入れられた人がまだ息のある人がいて、出てこないように上からインパクトで釘打って生きたまま火葬されると描写こそしてないが殺し損ねたという「やらかし」は担当者にとってトラウマ級か、慣れたものだとあっさり処刑人として振る舞うのか。

どちらにしろ初日は相当苦しんだだろうなと。

銃の腕前や車の運転技術(船に乗るときの縦列とかしんどそう)。侵入してきたジュノに返り討ちにされたが、本来はいざ暴れられても対応できるように体作りや体術も学んでおかなきゃならない。食事や休憩室などあるがどれもこれも質素で金持ちが仕組んだものにしてはブラック対応。
「カイジ」の黒服どもって結構裕福な暮らししてんだなぁと思い返す。

催眠ガスで眠らして目的地まで一人五人くらい?担当して運ぶ。ストレッチャーで丁寧に運んで男女平等着替え、貴重品などはクーラーボックスのような大きさの箱に大切に保管する。今までの行動をあの△とか□とかついたマスクしながらやらなきゃならない。
給料良くても、人間性、心が失ってしまうような最悪な環境なんだろな・・・

と、1話・2話見ての感想です。

本当は、役者さんかっこいい!美人!イケメン!可愛い!などの感想があればいいけど、どうしてもああいう脇役の方に目がいってしまうサガ。

続けて3・4話と視聴していきます。面白いですね韓国ゲームはプレイしたことあるけど、韓国ドラマって「冬ソナ」ブームの時とか全くだったし人生初がっつり見る感じです。
ともあれ、こういったものは「全米が泣いた!」とかそういった広告煽りなど一切無視して流行ってるからとかどうでもいい理由じゃなくて、「なんか面白そう」で食いつけば良いと思いますというか自分そうしてます。

初noteの個人的な感想でした。

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