映画や音楽の話

先月は中々自分の時間を確保できず忙しなく動き回っていた。今月に入りゆとりが生まれたので映画を何本か観たりお菓子を作ったり、生まれた時間を気の向くままに過ごしている。ひとりで何か気が向くことをする時間 というのは大切である。人としゃべることも大切である。(ゆるく生きているように思われがちなのだけど実際はリラックスすることが中々難しい。。)

わたしは映画や音楽を通して、作品や曲から感じる希望だとか、気持ちを動かされたりハッとする瞬間が非常に好きだ。それを求めて映画を観たり音楽を聴いたりすることもある。音楽と映画のコラボと言うのか融合というのか..その世界観とマッチしている時の感動というのか興奮というのか、それはもうとてつもない。時に興奮して誰かに喋りたくなる。ストーリー以外のところにも感動するので(入ってくる情報量はみんなと同じくらいだと思うけれど)こちらで受け取る際にかなり色々キャッチしている気がする。映画の展開は大体読めてしまうのだけどその上で面白いからいい。だけど読めない展開の映画がたまにあって、それがとても面白い。あまりにもカオスな展開だとついていけないけど。そう来たか!!と予想外なものが良い。バッドエンドと思いきや(こじつけ感のない)ハッピーエンドなのも良い。どんなラストでも一つの作品として感動を受け取れたなら良い。映画の余韻に浸っている時、なにかほんの少し力をもらったみたいにも感じる。こんなに映画について熱く書いているが、映画オタクではなく沢山映画を知っているわけではない。ただ、一つの作品が素晴らしくて何度も観てしまったり、好きだと思った映画はもう一度観たいなと思う。すると、初めて観たときと違った角度から観れたり、伏線により気づいたりする。面白かった、その言葉の深みが増している。小さいころ観た映画なんて特にそう。大人になって感じることが増えて、見えることも分かることも増えて、全然違って見える。子供の頃見えていた世界は果たして正しかったんだろうか?って少し不安になるくらいに。

こういうことは歌に関しても感じることで、、子供のころはメロディーがドストライクでよく聴いていた歌を、大人になって聴いたら歌詞が入ってきて、メロディーも歌詞も最高だ..!と気づく時がもう、たまらない。子供の頃大好きで聴いていた歌のチョイス、最高だね!と。(歌の感じ方に関しては、正しかったんだろうか..?じゃなく、その感覚は最高!と褒めたい。笑)昔はメロディー優先で曲を選び、今は歌詞優先で曲を選び。これは大体みんなそうなのかしら。

わたしはずっと自分の為に曲を生みうたってきた。誰かのためにうたったことはない。これでいいんだろうか、周りにそれじゃあだめだよ、と言われて、自分でも時々問い掛けることがある。人のためを思い曲をつくれるような人間の器ではないなと思うし、そうして曲をつくって自分でうたったらきっと吐きそうに気持ち悪くなるんじゃないか、そんな気がする。売れる歌詞がどんなものかは分かっているのだけど、シンガーソングライターとして詞を書きたいなと思う。作品を通して少しでもなにか感じてもらえたり、わたしが音楽からもらってきた、感動や共感や希望を、聴いてくれた人が少しでも受け取れたなら、この上ない幸せだと思う。

社会には全然馴染めないままだし、孤独だし生きることで精一杯な人間だけど、だからこそ響く人がいるとも思っている。それは少数かもしれない、今よりもっともっと知ってもらいたいなと思っている。こんな風に書いているけれど実際の割合として9割以上諦めの気持ちでいる。現在いてもいなくても何ら変わらないような存在だ。ライブはエネルギー活動源だったのだけど、今のこのご時世でライブをすること自体に酷く葛藤している。やっとステージ慣れしてきたころに、ステージ離れした。ユウちゃんのうた聴きたいな、って思ってくれた人が、果たしてこの1年でいたのだろうか、とか(もし聴きたいと思ってた人がいてくれたなら失礼なことを)思う。

人の心を豊かにしてくれるのは、自然や、人とのつながりだったり、癒される生き物だったり、人それぞれあると思うのだけど、わたしはその中にエンタメがあった。こんな時だからこそ、個々で持っているであろうそれらを、大切に持っていてほしい気持ち。ライブは中々前のように出来ないけれど、曲を沢山つくったり前よりも音楽に触れる時間は多くなった。良き場所や原点がなくなっていって、悲しい時期もあったんだけど、それは始まりである、とその人たちが言うのなら、きっとそうなんだ。その人たちの表情をみて話を聞いて、悲観しなくなった。

今日も曲をつくった。心置きなくうたえる日や、心置きなく会いたい人に会える日がきますように。働くことは大変だと感じつつ、働ける有り難さや喜びも感じている。音楽と仕事の両立が出来なくて何年も苦しかったのだけど、きっと音楽は切っても切っても切り離せない根っこにある。音楽の道に進むと決めた日から10年経った。残念ながら6年ほどは音楽に身を投ずることもあまり来なかったので悔しさは残っているけど、10年経ってやっと音楽をする時間を確保できるようになった。音楽に対する情熱というのも悲しいかな今は薄れている。だけれど、末永く曲をつくってうたっていたいなと思う気持ちは変わらずにある。もっと曲を生みたいな。

(読書感想文の並みの文章量、、ドゥラララっと打ったので誤字結構あるかも。笑) 

ここまで読んでくれた人がもしいたら本当にすごい!ありがとう!


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