採用に関わるエンジニアは年齢制限禁止パンフレットを読んでおくとよさそう
bosyu Jobsの開発をしている @corocnです。最近は、ここが変だよ採用活動な小ネタをTwitterで呟いているのですが、昨日ちょうどいい話を同僚氏が書いていたので、これに続く話として、年齢の話について書きます。
結論
・応募者を年齢で判断してはいけない
・ただし年齢制限してよい特例がある
・厚生労働省のパンフレットを読んでおくといい
・いまの文化が続くと10年後自分は困ってそう
労働者の募集・採用に当たって、年齢制限を設けることはできません
最近もSNSで話題になってましたが、私達が採用を進めるときは「年齢で判断してはいけない」が原則です。
厚生労働省が分かりやすいパンフレットを出しているので、採用に関わる人はこれを読むのがよさそうです。恥ずかしながら私も認識違いがあったので、分かってる人も改めて目を通しておくとよさそうです。
https://www.mhlw.go.jp/content/000708105.pdf
例外として年齢制限が認められる場合がある
原則は年齢制限禁止なのですが、例外があります。
1. 定年で年齢制限する
定年が60歳の会社が、60歳未満の人を募集するのはOKです。まあ、それはそうって感じですね。
2. 法律で年齢制限が設けられている
法律で18歳以上しか就けない仕事があったりしますね。この場合もOKです。
3. 若年者等を期間の定めのない労働契約の対象として募集・採用する場合
年齢制限を禁止にして能力だけで判断するようになると、当然まだスキルや経験の少ない若手は不利です。なので救済措置があります。ただし、制限する場合は「職業経験を不問」にする必要があります。
※新卒者以外の場合は、新卒者と同等の処遇、育成体制にすることが必要
> 職業経験を不問
> 職業経験を不問
> 職業経験を不問
ここ。職業経験って曖昧な言葉だな〜と思いつつ、例を見ると、普通自動車免許や情報処理技術者の資格を必須にするのはOKのようです。実務経験不要の資格ね。学位とかも問題なさそうですね。
39歳まで、Railsの経験1年!みたいな募集は当然アウトですね。
実務経験1年ではないと言いはるのかもしれませんが、、、
4. 特定の職種において、特定の年齢層の労働者が少ない場合
例えば、
・20代: 100人
・30代: 50人
・40代: 100人
と1/2以下である場合は、少ない層を補うためならOK
5. 芸術・芸能の分野における表現の真実性などの要請がある場合
子役とか、おじいちゃん役とか
6. 高齢者の雇用促進のため
60歳以上の募集だったり、35〜55歳(ただし経験不問)であればOK
まとめ
求職者側も、ちゃんと法律の知識をつけておくと、ヤバい会社の見分けがついて良いですね。
私は今30歳+なのですが、このまま採用で暗に年齢制限するような文化を残しておくと、普通に10年後、20年後、自分が困ることになるよなあと思っています。いやマジで。目先しか見えない人が特大ブーメランを投げてるんですよ。
なんかでも、自分の子供の未来を考えると、自分たちはさくっとリタイアしたほうがいいような気もするんですよね。いったいどうしたらいいんんだ?と思ったけど私は別に上の人じゃないから要らない心配だった。
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おわり
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