カビの生えた会社の先輩から学ぶ、印象に残る方法
ふと先輩の背中を見ると、ワイシャツのえりに黒い点々があることに気づいた。
あ、これは黒いカビが生えている。
背中にカビは第一印象は最悪なのか?
カビの生えたワイシャツなんて、普通に考えて「キモい」。
テキストからでもキモさがジワジワと来る。
けど、まあ言い分を聞いてほしい。
人の第一印象は見た目が9割とかどっかで聞いたことがあると思う。
確かに同じビジネスマンだとしても、しっかりと整ったスーツを着た時とヨレヨレのパジャマを着た時では、商談が成立するのは圧倒的にスーツの方だろう。
(もちろん直接会っている場合の話だ)
あのカビの生えたワイシャツは、きっとお客さんが気づいたら最悪だろう。
だが悔しいことに正面の見た目では分からないため、第一印象にはほぼ影響が出ないと思う。
ちゃんとスーツで接客しているため、第一印象は「普通の人だな」ぐらいで終わるだろう。
したがって、第一印象には大丈夫だろう。知らんけど。
強烈な印象はこうして作る
だがここからが問題で、お客さん対応が終わった後、後ろを振り向いた瞬間に「あ、カビが生えている」と気づいたとする。
というか絶対気づくだろ。
お客さんにとっては、カビが生えたままワイシャツを着ている人なんて見た事ないだろう。
激レアさんだ。
あまりの気持ち悪さと激レア具合にかなり強烈な印象が残る。
女性のお客さんだったら、思わずソーシャルディスタンス。
「キモい」と心が反応したら体が勝手に3歩後ろに下がってしまう。
こんな感じに「激レア」と「ネガティブ要素」の2つの要素で第一印象でさえも、いとも簡単に破壊されるぐらい強烈な印象が付けられる。
これは最後の印象付けを、去り際に強烈に付ける為の戦略だろうか。
「カビの人」みたいな。
普通に考えて、ワイシャツを買う金と手間がないだけなんだろうけど。
後日談
自分が気づいてから何か月経ったかは知らないが、未だにカビを育成しているみたいだ。
きっとお姉様方やお嬢さん方も、既に気づいているだろう。
「誰かこいつを指摘してくれないか?キモいんだけど」と、どことなく圧を感じる気がする…
ちなみに自分はあくまでもその人は先輩なので、言うにはなかなかプレッシャーがある。
(生粋のコミュ障には先輩に指摘するのはかなり勇気のいることだ…)
上司もパワハラを恐れて言えないんだろうか…?
だが「カビが生えてる。ワイシャツ取り替えないの?」と聞くのはパワハラなのか?
まだキノコが生えていないから、多分まだまだそのまま着続けるんだと思う。
もしキノコが生えたら食レポでもお願いしようか…と思ったが、さすがに先輩なので恐れ多い。
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