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尊重するってなんだろう?

先日、とある勉強会で
「尊重する」という言葉の定義について
どうやら人によって意味の捉え方が様々だぞ
という話になりまして、
改めて自分の言葉にして定義してみました。

辞書の引用だとだいたいこんな意味ね
「[名](スル)価値あるもの、尊いものとして大切に扱うこと。」
です。

分かる。
うん、分かる、けど、どうする?
までがよく分からなくない?

なんかさ、
Aさん「私はこう思う!」
Bさん「うーん、私はこうだな…」
って、意見が分かれたとき、
なんとなーくそうだね、そうだね
って言って、そのまま終わる

みたいな場面に直面することありません?
それは本当に尊重してるってことになるのかな?
というのが疑問で。

私からするとこれは、
相手の意見を否定せず聞き入れた
という状態に過ぎない気がしまして。
大切にしているとは思えません。

大切にするって能動的な行動だと思うんですよ。
対して聞き入れるだけだとそれは受け身の状態な感じ。

そんなわけで私はこんな風に定義しました。

尊重するとは、

相手の意見や行動を『咀嚼』し、
自分の価値観とのすり合わせをし、
その差異を自覚する。

ということなのかなと。
そこから

『尊重し合う』

という状態に発展するべきだ


と、ここは言い切ります。


では尊重し合うとは、
どういう状態なのか。

それは、

私のAという意見と
あなたのBという意見を
お互いに充分に理解したうえで
「わたしたち」のCという意見に発展させる

ということなのではないか。
と私は思います。

その昔、大学生の時にキャンプを作る会議をしていて
その会議では企画は「勝つか負けるか」だったんですね。
つまり、「AかBか」の状態で。
なんか折衷案って「負け」な感じがして。
意見の違うものがあるときに
どうやって「決定」をしたらいいか手段を知らなかったんです。
というか、知ることを放棄していたの方が正しいかな?

いまでも正解の手段は分かりません。
チームによって、場所によって、組織によって、
つまり関係性によって
何通りもの「手段」が存在しているのではないか
と思います。

でもこれ、きっとめちゃくちゃ大変なんですよ。
多数決とかじゃんけんとか
そんなもんで決めた方がよっぽど簡単なんです。
世間でよく言われる
「合意形成」
これ、どれだけできているんでしょう。
本当の意味で。

難しいんです。
しんどいんです。
投げ出したくなるんです。

私は何度も尊重しなかったし
何度も尊重されませんでした。

でも、大切な関係性であればあるだけ
尊重し合うという行為を大事にしたい、と私は思います。

ただ、そのためには心の体力がないとなんですよね。

心の筋トレも大切。
「尊重」
というテーマは第二弾もそのうち。
今日はここらで。



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