楽しい体験をたくさんしたいよね

弦楽カルテットのランチコンサートを聴きに行ってきた。
メンバーのひとりが、以前お世話になった先生でして。

小さなお子さんもOKの、気楽な催し。
先生ご自身も、今度小学校に上がる年のお子さんがいる。
赤ちゃんから幼稚園児まで、開演前からけっこう賑やか。
一方で、年配のご夫婦とかも多かった。

MCのときに、先生は、
「お子さんも、昔子供だったみなさんも、みんなで気楽に楽しんでもらいたい」というのがこのコンサートの主旨だと言ってた。

先生自身、子供の頃にコンサートにつれていかれたけど、ちっとも楽しくなかったんだって。

確かに、クラシックコンサートってちょっと敷居が高い感じもしなくない。
楽しげな曲調だろうと演奏中の客席はし~んと静まり、余計な音は一切禁止、おいそれと咳もできない雰囲気があるし。
楽章と楽章の途中は、間があっても拍手しないで、全楽章(つまり曲全部だ)が終わってから拍手するとか、知らないとキョロキョロしてしまうようなルールがあるし。
だいいち、大抵長丁場だし。
子供には、そして慣れてない大人にも、ちょっとツラいわな。

でも、今日のコンサートは、おちびちゃんがちょっと泣いちゃっても、アップ・テンポな曲の後思わず「はや~い!」と声を上げても、ドレミの歌の演奏で一緒に歌っちゃっても、オッケーなの。


「楽しい」と感じられることって、大事だなあと思う。

初めて何かに出会うときには、やっぱりやってみたら楽しかった、行ってみたら楽しかった、またやってみようかな、って。
楽しい体験を、たくさん作れたら、他にもいろんなことにチャレンジしてみようって気になるんじゃないかなあ。

子供だけじゃなくて、大人になってからでも。
楽しいな、やってみてよかった、行ってみてよかった、という体験をたくさんできたら、しあわせだな。

うん。
今日は、とても楽しかった!

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