「知る」と「使える」は違う!『Photoshop & Illustrator & Firefly 生成AIデザイン制作入門ガイド』 #デザボン
『新しい機能』を実務に取り入れるのは、意外と難しいものです。
使い方は分かっても、それを使うタイミングがわからない。実際に使ってみても、なんか思ってたのとは違う。 そんな経験は誰しも一度はあることでしょう。
そう、「知る」と「使える」には大きな隔たりがあるのです。 特に生成AIは出来ることの幅が広く結果もランダムなので、仕事で扱い切れてない人は多いのではないでしょうか。
本書はAdobe FireflyをはじめとしたAdobeソフトの生成AI機能を、実務で「使える」ようにする解説本です。
「凄いけどこれいつ使うんだ…」というド派手な生成ではなく、実際のデザイン業務でありがちな悩みや作業を、いかに生成AIで素早く処理できるかがまとまっています。
大抵の書籍は機能や事例を個別に紹介して終わりなので、テクニックがズバリそのまま使える!というケースは稀です。
しかし本書は、一つの機能に対しての活用事例がかなり豊富。「あっ、こんな使い方もできるのか」という発見に満ちています。
また、生成AIは指示通りやれば同じ結果が出るとも限らないので、その辺りをフォローするアドバイスが細かいのも魅力です。
ここからは僕個人の考えですが、生成AIがもたらすのは、単純な時短だけではありません。
今までデザイナー個人ではコストや時間、技術などの問題で、無意識に除外していた表現方法が、現実的に可能になりました。 つまり、「表現の考え方」そのものをアップデートする必要が出てきたとも言えるのではないでしょうか。
本書は現在のデザインの形と、その新しい考え方をつなぐキッカケになるかもしれません。
『Photoshop & Illustrator & Firefly 生成AIデザイン制作入門ガイド』
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