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きょうの一文8

「ホロコースト否定論の目的は絶対的な信者を獲得することではない。むしろ、史実に対して認識の揺らぎを呼び覚ますことである。」(武井彩佳「歴史修正主義」中公新書 2664  2021年 p.99)

だから、歴史修正主義者、否定論者はあえて議論の壇上に上がりたがる。そこに証拠は必要とされない。相手には堂々と証拠を求めてくる。
「陰謀論は証拠を必要としない」(p.22)「歴史修正主義の論理は陰謀論に似ている」(p.23)
50%の事実、30%のグレーゾーン、20%の嘘でもって、隠された真実とされるものを匂わせたい。それは想像力の喚起方法なのだろうか。

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