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きょうの一文4

「芸術とは虚空本来のコカイニズムで、象牙の塔の詩人達は、今やビールの空瓶のなかに移住して紫いろのローソクの下に、バークレイの認識論を勉強しなければならない。」

「ちくま日本文学016 稲垣足穂」(2008年第一刷 p.350)

このあと、「未来人のかなしい逆説」「月をノコギリでひいた生命の裏面」という言葉を得て、理解を決して求めない字面が延々と続くタルホニズム。まさに「われらの神仙道」の先人なのであります。オートマチックエスセチシズム、ネオシンボリズム、新モデル主義、新遊離主義、セルロイドセンチメンタリズム、つまりは芸術至上主義ないしは耽美主義。だからわれらの神仙主義。イエス!

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