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アダプテーショントレーニング

私が会員になっている団体に日本アダプテーション協会というものがあります。
最近設立されたまだ新しい協会です。

会長は中鶴真人氏です。
中鶴さんも日本コアコンディショニング協会(JCCA)関連の方で、私がJCCAのマスタートレーナー試験を受験したときの試験官の1人でした。
JCCAの動画コンテンツの中でもアダプテーショントレーニングという動画を出されていて、動画を購入して視聴したことがあります。

中鶴さんは「脳科学セミナー」という「脳」と「運動」に関わるセミナーも開催されていて、これまで数回受講したことがあります。
このセミナーは京都宇治市にある「コンディショニングスタジオFA-ness」で受講させていただいています。このスタジオは高橋 健司氏が運営されています。高橋さんもJCCAのマスタートレーナーです。JCCAのセミナーを受講しているときによくお世話になった方の1人です。
「脳と運動ーアクションを実行させる脳」(丹治 順著)「デスクテリティ 巧みさとその発達」(ニコライ・A・ベルンシュタイン著)などの書籍はそのセミナーで紹介されていて、読んでみました。

アダプテーション=環境適応能力だと思います。
残念ながら今の我々の生活環境は、動かなくても生活できる環境が増えていっているのだと思います。それが人々の健康に良い方向に働いているのであればいいのですが、そうではなく、身体の不調や不定愁訴などはそのことで起こっているのだと思います。
それは高齢者だけではなく子供にも影響を及ぼしているのだと思います。むしろ子供だからこそ大きな問題なのだと思います。
サッカー、野球、バスケットなど特定のスポーツを「習う」けども「身体を動かして」遊ぶことが少なく、そのために「健全な身体の発育」が阻害されている。
そうであれば運動する場を提供し、身体を良い方向に適応させる必要があるのだと思います。

運動指導は、正しい動きに導くために、「身体をどのように動かせば良いか」の指導であったり、そのために「身体のどの部位を意識して動かす、あるいは鍛える」という指導が通常だと思います。
アダプテーショントレーニングの大きな特徴としては「課題遂行型」だと思います。
参加者が行うことは「課題を実施する」ことだけ。あとは特に意識することはなし。「課題を実施する」ことでクライアントの身体を「良い方向へ導く」
指導者はクラアントに「良い変化」をもたらす「課題」を提供する必要がある。そしてその課題は「楽しい」ものでなくてはいけない。
指導者にとっては難しいことですが、大切なことだと思います。
なのでもっと「アダプテーショントレーニング」も勉強したいと思っています。


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