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025. 暑熱順化スコアをブーストしよう!

免責事項:暑熱順化には、体温調節システムにストレスを与える必要があります。下記の情報は一般的なガイダンスであり、暑熱トレーニングを行う前には専門家およびコーチにご相談ください。いかなる状況下にあっても熱中症の症状が出た場合は、直ちに中止し、医療専門家にご相談ください。

COREの「暑熱順化スコア」は、暑熱適応の進捗状況を追跡し、自分の潜在能力がどの程度到達しているかを確認することができます。このスコアは、あなたの暑熱適応の進捗を0~100%で示すものです。日々の暑熱トレーニング負荷に応じて増減します。

【暑熱順化(暑熱適応度)のレベル標記】

  • 暑熱順化・新人さん:0~24%

  • 暑熱順化・慣れてきた人:25~49%

  • 暑熱順化・上級者:50~89%

  • 暑さを味方にした猛者:90~100%

あなたもあらゆる方法で暑熱適応度を高める事ができます:例えば、高い暑熱トレーニング負荷を連日経験する事で素早く適応度を高めたり、あるいは、頻度も少なく・低い暑熱トレーニング負荷をかけて、じっくりと高める方法もあります。

あなたが暑熱順化トレーニングのスケジュールを考える時の参考に「暑熱順化スコア」を高め・維持する方法をいくつか紹介したいと思います。また、暑熱順化トレーニングが身体に与えるストレスに関して理解するために「トレーニングに暑熱セッションを組み込む」の記事も併せてお読みください。

免責事項:以下は、暑熱トレーニングの参考例です。必要に応じて、暑熱トレーニングを行う前に、医療専門家にご相談ください。

2週間で”暑さを味方にした猛者”になる

集中的に暑熱順化トレーニングに専念すれば2週間で非常に高い「暑熱順化スコア」に到達できます。例えば「暑熱トレーニング負荷」を”10”になる暑熱セッションを14日間のうち12回(ほぼ毎日)実施する事でスコアは90%を越える可能性が高くなり、あなたも“暑さを味方にした猛者”になれます。

2週間で”暑さを味方にした猛者”


2週間で”暑熱順化・上級者”になる

「暑熱トレーニング負荷」が”5~6”になる暑熱セッションをほぼ毎日続けることで、2週間で“暑熱順化・上級者”に到達できます。

2週間で”暑熱順化・上級者”

6週間で”暑熱順化・上級者”になる

アスリートの中には、他のトレーニングスケジュールに影響がでないように、暑熱トレーニングのセッションを長い期間に分散して行うことを好む人もいます。例えば、週に2~3回の暑熱セッションを行う方法です。

週2~3回「暑熱トレーニング負荷」”5”を6週間続けた場合、“暑熱順化・上級者”になる

週2~3回・暑熱負荷 "5"=6週間で”暑熱順化・上級者”


週2~3回「暑熱トレーニング負荷」8を6週間続けた場合、“暑さを味方にした猛者”になる

週2~3回・暑熱負荷 "8"=6週間で”暑さを味方にした猛者”


12週間で"暑熱順化・上級者"になる

12週間計画で実施する前提になりますが、週2~3回「暑熱トレーニング負荷」”5”を継続的に実施することで“暑熱順化・上級者”の中でも高いレベルに到達することができます。

12週間・暑熱負荷”5”で“暑熱順化・上級者”

その他のシナリオや様々なヒートトレーニング負荷が得られるワークアウトの例については、別の記事をご覧ください。

6週間で「暑熱順化に慣れて」いきましょう

もし、長時間・集中的な暑熱トレーニングをやる事があなたのスタイルに合わない場合でも「暑熱順化スコア」を向上させることは可能です。例えば、週2~3回「暑熱トレーニング負荷」”3~5”の暑熱セッションを実施することでも十分に“暑熱順化”が進んでいきます。

「暑熱トレーニング負荷」が低いと、、、

暑熱トレーニング負荷 ”3” 程度のワークアウトでは、暑熱順化スコアはほんのりしか上昇しません。「暑熱順化・慣れてきた人」レベルに達するには、暑熱トレーニングの期間を延長するか、暑熱トレーニングの頻度を増やすか、週に1回の暑熱トレーニングの強度を上げる必要があります(上既述の例を参照)。

暑熱負荷が低すぎる例

「暑熱順化スコア」の維持方法

ある程度「暑熱適応度」が高められたら、週2回程度の暑熱セッションを実施する事で「暑熱順化スコア」は維持できます。各セッションの暑熱トレーニング負荷は"6"を目指して下さい。

暑熱順化の維持


【CORE Body Temp Japan】公式ウェブサイト (日本語)

https://corebodytemp.jp/


【CORE Body Temp Japan】公式Instagram

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