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最後まで諦めずに戦って勝った伝説の試合〜2011-12シーズン マンチェスター・シティ〜

こんにちは。
またもや久しぶりのnote更新です。
今週の主日礼拝では、「何事も終わりが大事だ」という御言葉を伝えてくださいました。

[マタイによる福音書24章13節]
しかし、最後まで耐え忍ぶ者は救われる。

とあるように、何事も終わりまで最善を尽くさなければならないということを教えてくださいました。

サッカーを見ていても、本当にそういうことを感じさせられます。
最後まで最善を尽くして戦った結果、大逆転して勝利を収める試合も数多くあります。
今回は、そんな試合の中で私が特に印象に残った試合を紹介したいと思います。

・2011-12シーズン イングランドプレミアリーグ最終節 マンチェスター・シティ VS QPR

マンチェスター・シティと言えば、イングランドプレミアリーグを代表するビッグクラブです。昨シーズンもリーグ優勝を成し遂げ、今や欧州でも有数の強豪チームとなっています。
しかし、このチームは、長くリーグ優勝から遠ざかっており、2部に降格していた時期もありました。そこから徐々に力をつけていき、リーグでも上位に食い込むようになってきました。

このシーズンのシティは、序盤から圧倒的な攻撃力を発揮しました。同じマンチェスターのライバルであるマンチェスター・ユナイテッドと熾烈な優勝争いを繰り広げました。一時は首位ユナイテッドとの勝ち点差が8まで開いていた時期もありましたが、終盤で追い上げ、最終節でシティがQPRに勝てば、得失点差でほぼリーグ優勝が決まるというところまで来ました。優勝すれば1967-68シーズン以来、44年ぶりのリーグ優勝です。
しかし、この重要な試合で、シティは冴えません。残留争いをしていた下位のQPRに2点を奪われ、1-2で逆転されてしまいます。そのままアディショナルタイムに入りました。この時点で、宿敵ユナイテッドはサンダーランドに1-0で勝利しており、シティは引き分けでも優勝を逃してしまいます。集まったシティのサポーター達、誰もが絶望の表情を浮かべていました。

ですが、この4分のアディショナルタイムにとても劇的なドラマが待っていました。まずはエディン・ジェコ選手のヘディングシュートが決まり、シティは同点に追いつきました。しかし、これではまだ優勝には足りません。残り時間は本当にわずか。もはやこれまでかと、シティを愛するみんなが諦めかけたその時、何とゴール前で相手を振り切ったセルヒオ・アグエロのシュートが決まりました!
わずか4分のアディショナルタイムのうちに、シティは一気に大逆転したのです。
これには、サポーター達の誰もが大興奮!
地鳴りがするんじゃないかという勢いで、シティの逆転に歓喜します。
そのまま試合は終了。シティは劇的な勝利で、見事に44年ぶりのリーグ優勝を成し遂げたのです。
最後まで諦めずに最善を尽くして行なえば、絶望的な状況も覆して勝利できるということを教えてくれました。
本当に感動的です。
ちなみに、この試合のドキュメンタリー映像の一部がYoutubeにありましたので、参考までにリンクを貼っておきます。

https://youtu.be/TXbBrkrbJbM

私が感動したのは、このアグエロ選手のゴールをアシストしたマリオ・バロテッリ選手です。
普段は自己中心的なプレーばかりしてきたバロテッリ選手が、自ら潰れ役になってアグエロにパスを繋ぎ、そこからこの決勝ゴールが生まれました。
いざと言う時に、チームのために自ら犠牲になって行なうバロテッリの姿にも感動しました。

あとは、シティの優勝が決まった時に、QPRの選手も一緒にめっちゃ喜んでいるところも好きです(笑)

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