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人並みの組織で成功するリーダー

本村です、

車メーカーのフォードという会社を
聞いた事がありますか?

自動車の大量生産で成功した企業です。

かなりデカい、有名な会社です。

そこの元社長でリー・アイアコッカさん、
という男性がいます。

『アメリカ産業界の英雄』

とも言われている人物です。

彼の言葉に面白いものがあります。

人をやる気にさせる事がすべて。
1人で2人分の仕事をこなしても所詮
1人の人間でしかない。

部下のやる気を引き出し、さらに
その部下の仕事の意欲を引き出す。

それこそが本当に大切なことだ。

そうです。

必要なのは、1人の優秀な社員
ではないのです。

チームの方が重要だと言っているのです。

私自身、実は最初のころ1人ビジネスが
最強のスタイルだと思っていました。

チームを組んで群れてる人のことを
密かに見下していました。

弱虫、雑魚、負け犬、と思っていました。

しかし、そうではありませんでした。

1人の人間のパワーは本当に小さいです。

どれだけ頑張っても集団には勝てません。

簡単に事業が壊滅されます。

例えば、ストリートの喧嘩を
想像すると分かりやすいと思います。

どれだけ腕っ節の強いヤンキーでも、
相手が10人だと勝てません。

1人で5人も10人もボコボコに殴って
倒すのは不良アニメの世界だけです。

実際は10人から一斉に囲まれたら
1人の力がどれだけ強くても普通は
負けて鼻血ぶー、です。

これは仕事も同じで、1人の能力が
どれだけ高くても意味がありません。

ハーバードビジネススクールを主席で
卒業して、パパとママに2000万円の
学費を投資してもらっても、1人だと
早い段階で限界が見えてきます。

5人くらいの小さい組織で、ある程度
専門知識があれば、彼ら優秀な人々も
簡単に捻り潰せます。

1人で何百人の兵士を相手に勝てるのは
ランボーくらいだと思います。

それくらいチームの存在は重要なのです。

組織をマネジメントするスキルは大金を
動かす可能性を持っています。

今日は、そんな

『人並みの組織で成功する方法』

について話していきます。

人並みの組織で成功するリーダー

ここで勘違いして欲しくないのが
『人並みのチーム』という部分です。

高学歴のチームでもなければ、
天才エリート集団でもありません。

Googleで働いてるような天才たちが
チームを組んだら、社長が寝てても
過去最高記録の売上げ金額を達成して
あっという間に有名人になれます。

そんなチームメンバーで上手くいくのは
当たり前だと思うのです。

そうではなく、今から話す方法は、
『普通』の組織を管理する方法です。

『一般的』な能力を持ったメンバーで
地盤の整ったビジネスを展開していく
マネジメントシステムです。

なので、巷にあるような社員の能力が
高くないと実現できないような方法とは
分けて考えるようにしてください。

それで、今日のテーマの中で最も
重要になるキーワードが

『チームワーク』

です。

チームワークって何ですか、と言うと
同じ目標を目指すことを意味します。

例えばサッカーだと11人のメンバーが
一致団結し相手チームのゴールを目指し
ボールを蹴り得点ゲットを目指します。

これがチームワークです。

逆の言葉で『成果主義』という概念も
存在します。

成果主義というのは組織の一員として
個人個人が競争しながら実力をつける
スタイルです。

今の多くの企業では『成果主義』が
褒められる風潮がある気がします。

組織の中で成績をつけて、競争させて
褒めたり、脅したり、そうやって
チームを管理する方法が人気なのか、
すごく多い感じがします。

しかし、組織として本当にマネジする
覚悟があるのであれば、

『成果主義』

ではなく、

『チームワーク』

を優先する必要があります。

例えばマイケルジョーダンさん、という
元バスケットボール選手がいます。

バスケットボールの業界では、
神様と言われているそうです。

とにかく『天才プレーヤー』なのです。

そんな彼ですが学生時代にコーチから、

「ゴールの事しか考えられないなら
お前はチームには必要ない!」

という感じの事を言われたそうです。

つまり、どれだけ能力が天才的でも
最終的にチームの事を考えられない
選手なら必要ない、という事です。

神様と呼ばれている人物でもそれは
同じです。

例えば仕事だと、営業成績トップだとか
プレゼンが上手いとか、タイピングが
早いだとか、手先が器用だとか色々と
優秀な人がいると思います。

しかし、どれだけ能力やスキルが高く
優秀な人物でも、

『チームワーク』

を無視するような人は企業にとって
必要ない、という意味です。

なので、これから私たちは
チームワークを磨く必要があります。

チームワークを磨き、助け合いの精神を
身に着けることで組織は限りなく大きく
成長し続ける事ができます。

マネジメントなどと言うテクニックを
忘れてもチームは勝手に歩み続けます。

逆にチームワークを無視して成果主義を
続けていれば、組織は崩壊していきます。

マイケルジョーダン氏みたいに、神様と
崇められる人材を高い給料で雇用しても
個人プレーを続ける限り、負けっ放しの
人生になってしまいます。

発泡酒を飲みながら競馬新聞を読んでる
オヤジにコテンパンにされるのです。

そして最後は見捨てられ、借金まみれで
資金がショートし、倒産です。

なので、本当にチームワークをこれから
真剣に磨く努力をして欲しいと思います。

明日から組織を変える事ができます。

団結力に必要な3つの掟

それで、チームワークと言っても実は
いろんな仕事があります。

チームワーク
=チームで同じ目標に向かうこと

という定義はさっきも話しました。

が、さらに分解することで合計
3つに分ける事ができるようになります。

私はこれを『3つの掟』と考えます。

簡単に言えば、この3つさえ守れば
チームの統率が取れるという話です。

チームワーカーとして成功できる確率が
9割を越えるテーマになっています。

しかし逆に反抗したり勝手にアレンジを
加えたりすると、失敗まみれでチームは
バラバラ解散になってしまいます。

なので、かなり重要視しています。

もちろん細かいテクニックは後で
具体的にシェアします。

ステップバイステップで説明もします。

が、まずはこの3つのコンセプトを
完全に理解してください。

そこから全てがスタートします。

それではいきます。

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1)誰とプレイするか
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残酷なことかも知れませんがゲームに
みんなを参加させる事はできません。

サッカーでも野球でもラグビーでも
プレーヤーの数は決まっています。

なので誰と一緒にプレイする(働く)か
決めておかなければなりません。

ここで重要なポイントは合計4つです。

1.能力の高さよりチームを尊重できる
2.スランプの状態でどう動くか
3.プレッシャーを乗り越えられるか
4.失敗から学び返り咲く術を知るか

メンバーを見つける時はこれらの
特徴を持ったメンバーを探します。

この4つがクリアできればOKです。

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2)モチベーションを与える
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日本の企業は特に動機付けが下手です。

日本人は上司に逆らう文化がないので
動機付けが下手でも、部下は仕方なしに
社長の命令に従ってくれます。

「会社として、ここを目指してる。
だから君にはこうなって欲しい」

こんな感じの適当な事で動機付けします。

が、海外では反発するのは当たり前で
素直に従う事の方が少ないです。

なので、動機付けも慎重に行います。

基本的に『メリット』と『デメリット』
この2つを使い分けます。

「給料をアップしよう」
「出世する事を約束しよう」

これがメリットです。

「首にするよ」
「減給するから覚悟しろ」

これがデメリットです。

簡単に言えば、『脅し』と『餌付け』で
上手くコントロールしているのです。

ストレートに発言する事はありませんが
とにかく、相手の感情に訴えます。

そうやってモチベーションを動かします。

が、

優れた軍隊というのは、さらに次元の
高い動機付けを行なっています。

兵士を戦場に送り出すのは極めて簡単、
だと言われています。

拳銃をコメカミに突きつけて脅します。

すると、ほとんどの兵士は2つ返事で
爆発音が鳴り響く戦地に向かいます。

しかし、それは二流のやり方だそうです。

そうやって脅された兵士が、戦場で
最高の働きをする事はありません。

チーム全体の士気(モチベーション)に
ネガティブな影響を与え、チームを
逆に壊滅させる恐れがあるからです。

そこで、優れた軍のボスは普通とは
全く異なる動機付けを行うのです。

脅したり、報酬を餌にしないのです。

自発的に行動する『究極の目的』を
引き出し、それを与えるそうです。

すると、兵士は自発的に戦地へ向かい
最高のパフォーマンスを発揮するのだと
どこかの偉い元軍人が言ってました。

この『究極の目的』についての詳しい
テクニックは後で話します。

今はコンセプトだけ覚えていて下さい。

とにかく、動機付けの本質は
『究極の目的』だという事です。

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3)非言語コミュニケーション能力
===========================

テクノロジーの発達により多くの人と
繋がりを持つ機会が増えました。

TwitterやFacebookを使えば手軽に
世界中の人とコミュニケーションを
取れますし、実際にとっている人も
多いと思います。

もっと身近なものだとEメールや電話、
LINEなどもそうです。

海外通話なども今では『タダ』です。

人間関係はより広く、素早く築ける
世の中へ日々、進化しています。

しかしアメリカの「ある」研究機関に
よると、

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