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リーダー資質に欠ける人のリーダーシップ

リーダーシップ。
その定義を、チームや組織をまとめ、表に立ち導いていくという力というのであれば、私にはリーダシップ力に欠けると思います。

「ない」と言い切れる理由は、過去の様々な経験が物語っているからです。
そしてなにより「嫌い」

これは責任回避ではないのです。
人にはどうしてもそこに情熱を感じられないものは「強み」として持っていないのだから仕方ありません。

でも、私には叶えたい夢があって、そのためには人の協力が必要であり…という状況になった時には、その苦手が足を引っ張ってしまうことがあります。

が、先日のリーダーシップについて書かれた新聞記事を読んでスッと自分のリーダーシップの在り方を承認することができました。

ロシア文学者 亀山郁夫先生へのインタビュー記事
テーマはリーダーシップ。

現在名古屋外国語大学の学長でいらっしゃる亀山先生はご自身を「リーダー資質に欠ける」とおっしゃっているそうです。
その理由は、

「文学者であることが理由です。リーダーは決断して組織を導いていく存在である一方、文学者は基本的に迷う存在だからです」
「二元論的な価値観の中でスパッと決断し、割り切って行動できることがリーダーの条件である以上、常に迷いを抱えて自分自身がどういう存在かもわからないような文学者は人を率いるのに向いていません」

2022.6.16 日経新聞夕刊 

私は、文学者ではありませんが、「私もそうだ」と思ったのです。
常に迷っている。
そして、自分の存在がよくわからないww

目指したい世界はわかっているけれど、その手法に迷っている。
本当にそれが最適なのか、と。

また、コーチングを勧めるときもそうだ。
私にとっては最高のスキルだけれど、ほかの人にとってはどうだろうか、と。本当にそれが最適と言えるのだろうか、と。

よく出会う、「これが正しい!」って主張する人には「よくもそんなこと言えるね、世の中で知らないことがこんなにもたくさんあるのに!」と思うし、「もっと多角的に物事考えた方がいいんじゃないかな」なんて思ったりしている。

……書いていてどこまで面倒な人だ。
そりゃ個人事業がとっても苦しいよね、苦しかったよね、って思います。
(だって、私の商品最高です。あなたのお悩み解決できます、って言わなきゃなんないんだから)

そうか、私は迷っている存在だから仕方ない。
そうして私は自分自身を受容したのでした。

また、迷う存在である亀山先生が、大学の学長というリーダーの立場を全うできる理由は何か。という質問の答え

「ビジョンと夢があるからです」

2022.6.16 日経新聞夕刊

あぁ、私もこれでいいんだ。ってさらに受容したのでした。

私らしいリーダーシップを探求しよう。
そして発揮しよう。

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