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両家の親睦が深まる 顔合わせ食事会の準備&当日の流れ

2人の結婚を機にお互いの家族同士のお付き合いもスタートしますが、その第一歩が顔合わせ食事会。両家が「これからよろしくお願いします」といった意味を込めて、親睦を深める場です。ここでは、結納と顔合わせの違い、どんな準備が必要で、お互いの家族が打ち解けて仲良くなるにはどんなことに気を付ければ良いかなどをご紹介します。

■ 顔合わせのテーマは親睦を深めること

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結納が2人の婚約を成立させるための「セレモニー」であるのに対し、顔合わせは両家の親睦を深めるお食事会です。そのため、顔合わせの場合は、しきたりや作法などよりも和やかに過ごせたり、会話が弾むことを、第一に考えましょう。

2人が「形式ばらずにカジュアルに」と思っても、両親は「きっちりフォーマルに」と考えていることもあるので、結納、顔合わせのどちらを選ぶかは、両親の意向も確認した上で決めましょう。

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顔合わせ食事会の準備の流れは、大きく7つ。1つずつポイントを紐解いてみます。

1. 日程を決める
開催日程は結婚式の打ち合わせ開始前に

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理想の日程は結婚式場を決める前、少なくとも結婚式の打ち合わせが始まる前には済ませておきたいところです。顔合わせは、結婚式に対する両家の意向を確認する場としても絶好の機会。「遠方の親族が多いので宿泊もしてもらえるようホテルウェディングがいい」「親族だけで旅行も兼ねたリゾートウェディングも素敵」など、リクエストを聞いておくと、式場選びや結婚式準備もスムーズに進められます。

2. 場所を決める
個室のある会場で団らんを楽しもう

周りに気兼ねなく会話を楽しむために、料亭やホテルなど個室のある会場がおススメです。「彼のお母さんが和食好き」など、家族の好みを考えてお店選びすると、顔合わせ当日の話題になるだけでなく、後々、思い出話にも上りやすくなるのではないでしょうか。

3. 料理内容を決める
コース料理もお昼なら1人1万円以下

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取り分けなどの気遣いなく食事を楽しんでいただける、コース料理がおススメです。予算の相場は、お昼のコースなら飲み物代を含めて1人あたり7000~8000円、夜のコースなら飲み物代を含めて1人あたり1万5000円程度です。

4. 支払い分担を決める
事前に話し合っておくのも◎

両家折半というケースも多いですが、事前に話し合っておくとスマートにお支払いできます。折半するにしても、事前に持ち寄って封筒に入れておいたりするとスムーズです。お2人が家族を招待する会と考えて2人で支払う、両家で事前に支払い分担を話し合っておくという方法も良いかもしれません。

5. 会の内容を決める
会話のネタは「顔合わせのしおり」に仕込んで

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しきたりや作法に捕らわれず、自由に食事と会話を楽しみましょう。「会話が続かなかったらどうしよう」「両親はあがり症だから心配」といった場合に役立つのが、「顔合わせのしおり」。2人の馴れ初め、家族のプロフィールや趣味、新居への引っ越しのスケジュールなどを書き込んでおくと、話題が尽きない賑やかな会になるのではないでしょうか。

「顔合わせのしおり」はこちら▶

6. 当日の席次を決める
会話が盛り上がる配席を考えよう

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上座・下座のマナーに従って、上座から父・母・兄弟・本人といった席次が基本ですが、会話を盛り上げる目的で本人を中心にして家族で囲むような配席も良いでしょう。

7. 手土産や服装を準備する
手土産は新妻の腕の見せどころ

2人からそれぞれの両親へ「これからよろしくお願いします」という気持ちを込めて手土産を用意するのもおススメ。彼のお母さんの好みを考えて選ぶと、「素敵なお嫁さん」と好印象を持たれるでしょう。
服装は着物ほどかしこまる必要はないかもしれませんが、ワンピースなど清潔感や清楚さを意識しましょう。男性はスーツがおススメです。

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■ 会の主催者は新郎新婦自身だと意識して

顔合わせ食事会は、2人が結婚を報告し認めてもらうための会なので「主催者は自分たちだ」という意識を持って、会話や雰囲気を盛り上げましょう。

当日の流れは以下の通り。

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1. 待ち合わせ・着席
2人が家族を出迎える

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両家の家族が初めて対面する場なので、2人が一番早く到着して、それぞれの家族を引き合わせるのが理想ですが、遠方から来たり、心配性だったりすると、早くから待っていることもあります。2人が引き合わせる前にバッタリ会って挨拶や会話がスタートすることもありますが、問題ありません。

2. 始まりの挨拶
感謝を込めて2人から

まずは、2人から「本日は、私たちのためにお集まりいただきありがとうございます」などと挨拶をしましょう。その上で、両家の父から一言ずつコメントをもらっても良いのではないでしょうか。

3. 家族紹介
それぞれに自己紹介して親睦を深める

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新郎新婦本人や両家の父が代表して1人ずつ紹介するといった方法もありますが、親睦を深めるという目的を考えると、それぞれ自己紹介するというスタイルもおススメです。

4. 乾杯・会食・歓談
結婚式当日の両親の服装も話し合っておこう

乾杯は家族のムードメーカーにお願いして楽しくスタートしましょう。会話の内容は自由。上述したように「顔合わせのしおり」も会話を広げるツールとして役立ちます。

必ず話し合っておきたいのは、結婚式当日の両親の服装。留袖&モーニング、ロングドレスなど両家の格を揃えておきましょう。その他、結婚式の招待人数、親族はどこまで招待するかなども話せるとベター。会話だけでなく、指輪の交換などのセレモニーを取り入れても盛り上がります。

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5. 結びの挨拶
家族同士で気持ちを打ち明け合うのも◎

新郎新婦本人が感謝の気持ちを込めて締めくくりましょう。「お父さん、最後に何かありますか?」と振ってみるのも良いでしょう。緊張も解けて、両家の父などが、2人の結婚に対する喜び、相手の家族に対する感謝など、伝えたいことがあるかもしれません。お互いの気持ちが伝わる温かい締めくくりになるのではないでしょうか。

記念写真は、お開き後、両家の仲が深まった後に行われることも多いですが、お酒を飲んで顔が赤くなってしまうのが気になるなら、最初に撮影しておいても良いでしょう。

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-まとめ-
作法やルールに捕らわれ過ぎずに楽しもう

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両家の顔合わせ食事会は、経験のある人は少なく、「一般的にはどうしているの?」「守らなければならないルールは?」など、しきたりや作法が気になるものです。でも、最大の目的は、お互いの家族同士に仲良くなってもらうこと。それぞれの家族の価値観や考え方にフィットしていることが重要なので、家族と相談しながら、どうすれば楽しめるか、盛り上がるかを考えて企画しましょう。

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