野鳥撮影のプライドについて
皆さんはどのような写真が撮れたら一番嬉しいですか?
私は「野鳥が自然の中で逞しく生きる姿」になります。
しかし野鳥撮影を始めてからは、様々な誘惑があり断ち切る必要があると最近感じています。
1.野鳥の餌付け
残念ながら都市公園など有名な探鳥地では問題となっている「野鳥の餌付け」が当たり前のように行われています…
餌付けされた野鳥は、人間に近寄ってきます。
野鳥は本来警戒心が強いので、あり得ないんですよね…
都市公園のカモやヤマガラなど、餌付けされやすい種が分かりやすい例です。
山にいるカモは結構離れていても、逃げちゃいますから。
撮影したコマドリは、残念ながら餌付けされていました。
しかし初見の野鳥が見たいという気持ちには勝てず、撮りはしたものの嬉しくはありません…
モヤッとするんですよね、不自然な姿なので。
去年撮ったノゴマも餌付けされていました。
ノゴマ近くの石上にパンの切れ端がよく見るとありますね…
この写真は残念ながらボツになります。
それでも都市公園では餌付けされていようが、当たり前のように写真を撮る人がいますよね。
楽しみ方は人それぞれですが、私は根本的にそのような人たちとは仲良くできないと思います。
そこまでして、珍しい野鳥を撮った写真にどんな価値があるのか?
価値観の違いになるので、餌付け写真に満足する人とは相容れないに決まっているんです。
2.野鳥の誘引
餌付け以外に、野鳥のさえずり音声を流す人にも出会うことがあります。
すぐにその場を離れるようにしてますが、気分は最悪になりますね…
最近だと、某河川敷でアリスイのさえずりが不自然に聞こえてきたので、案の定確認したら音声流してるんですよ。
3.野鳥撮影を意図的にしやすくする
これも有名な場所では頻繁にされています。
野鳥が撮りにくいからと言って、目の前の枝を折ったり立ち入り禁止の場所に侵入していく…
ルールを破り環境破壊までして、正気の沙汰ではないと思いますね🤔
いずれもマナー違反です!
こんなことをしてしまう原因は何か?
やっぱり珍しい野鳥や良い写真が撮りたいという気持ちが強すぎるからでしょう!
私は撮った野鳥の種数をカウントし、一種でも多く会えたら良いな!とは思っていますが、マナー違反までして、プライド捨ててまで撮りたいとは思いません。
大勢のバーダーに囲まれた野鳥は、きっとストレスを感じてるでしょう…
実際それで撮った写真で良い写真はありません。
警戒心丸出しだったり、どことなく怯えてる気がするんですよね…
だから、大勢のバーダーが集まる場所は根本的に苦手です。
マナー悪い人がいますし、何より自分で見つけられなくても、誰かカメラを向けている方向を見たら見つかるんです!
つまり、「自分で見つけた感」もないんですよね^^;
つい誰かに頼ってしまう甘さが出ちゃうんですよ。
上記のことをしている人の大半は、年齢層が高めな傾向があります。
きっと何十年も続けているベテランなんでしょうが、珍鳥を追い求めてたり鳥友に影響されて初心を忘れてしまったんでしょうね…
嫌なことも経験しましたが、1年楽しんできてやっぱり野鳥たちに会いたい気持ちは強いので、撮影を辞めるつもりはありません!
マイフィールドに行けば、誰とも会いませんしストレスなく探鳥できます。
珍鳥は確認できてませんが、5枚の写真は家から歩いて行ける場所で撮れました!
機材も10万以下の安価なコンデジしか使っていませんが、現状は満足しています。
これからも「野鳥が自然の中で逞しく生きる姿」を撮影することにこだわって、楽しみたいですね!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?