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手紙の書き方講座のお知らせや、受講した講座、参加したイベント、お手紙イベント情報などの記事を集めました。
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記事一覧

手紙旅日記【北海道】 まとめ

手紙旅日記【北海道】 #12 鶴のお見送り

2024年9月4日(水) 晴れ 30.1℃ (根室 23.3℃) (MCJ026) 初日から鶴を見たい!と繰り返し言っていた私。このあたりに住んでいれば鶴なんて珍しくもなんともないらしいが、私にとっては滅多に見られない鳥である。おめでたい感じとか優雅な立ち姿とか、もし見られたら福がやってきそうではないか。 しかし、前にも書いたが、都会の人間がたまに来て見たいと言ってもなかなか思うような姿を表してくれないのが野生動物というもの。3日目、しかも車で空港に向かうときにようやく見

手紙旅日記【北海道】 #11 まぼろしの簡易郵便局

2024年9月4日(水) 晴れ 30.1℃ (根室 23.3℃) (MCJ026) 初日に一人で釧路の風景印さんぽをしたときに、徒歩で行くには遠くて断念していたものの、風景印の絵柄が素敵なので行きたいと思う郵便局が2局あった。それが釧路西郵便局と釧路松浦郵便局である。そう話すとサオリさんが釧路空港へ行く途中に車で寄ってくれた。やったー! この2局の風景印についてはまた別途記事にするのでそれを読んでいただきたい。 まぼろしの簡易郵便局 「まぼろしの郵便局に行ってみない?

手紙旅日記【北海道】 #10 絶品ソフトクリームと御書印めぐり

2024年9月4日(水) 晴れ 30.1℃ (根室 23.3℃) (MCJ026) 北海道の旅もついに最終日。早いなぁ。東京に帰りたくない…。朝からちょっと憂鬱になってしまう。 サオリさんが釧路空港まで車を出してくれる。ついでに遠くて歩いて回れなかった釧路の郵便局や本屋さんにも寄ってくれるという。なんでそんなに優しいの? 持つべきものは友。感謝しかない。 北海道といえば乳製品。根室管内には美味しいソフトクリームを提供している場所がいくつかあるそうだが、その1つ「コープは

手紙旅日記【北海道】 #9 黄色い丸ポストと駅スタンプ

2024年9月4日(水) 晴れ 30.1℃ (根室 23.3℃) (MCJ026) 根室駅には3つの駅スタンプがある。 お手紙仲間であり親友のサオリさんとは、東京では何度も会っているけれど、私がサオリさんの住む根室に赴いて会うのは知り合ってから初めてのこと。 「ついに来たね〜!」 根室駅に降り立ったとき、見知った顔を見つけてホッとした。 本物に会えるのはいつだって嬉しいものだ。 手紙旅日記 【北海道】#10へつづく こちら ↓ も合わせてお読みいただけましたら幸いです

元気が出る洋梨クラブ

2024年9月13日(金)晴れ (MCJ035) 毎月、第2金曜日は「洋梨クラブ」を開催しています。お手紙好きがオンライン上に集まって葉書を書く会です。毎回テーマを持たせていて、それに合わせて葉書や切手を選びます。今月は「和食」でした。 私が使ったのはこちらの葉書と切手です。家庭で食べる和食の代表といえばお味噌汁ですよね。送る相手の方に「お味噌汁の中身で好きなものはなんですか?」と質問しましたら「わかめ!」と間髪を容れずに答えてくださったので、わかめが意匠の鳴門土佐泊郵便

手紙旅日記【北海道】 #8 ミルクロードと地球を感じる絶景

2024年9月3日(火)27.2℃(根室 21.7℃)(MCJ025) ミルクロード 北海道に「天に続く道」という有名な道路があることをご存知だろうか。1本の道路が延々真っ直ぐに続き、まるで空まで到達できるのではないだろうかと思われるような景色が見られる場所である。サオリさんにそこへ行かれるかどうか聞いたら、遠いので今回の行程では無理とのこと。しかし、あれほどではないが似たような道ならあるという。それが中標津のミルクロードと呼ばれる道。郵便局めぐりを終えたあとの帰り道に寄

手紙旅日記【北海道】 #1 旅の目的

2024年9月2日(月)33.8℃(釧路 26℃)(MCJ024) 久しぶりの北海道旅行である。しかも今回訪れる地域を以前訪れたのはまだ携帯がなかった時代。久しぶりというには間が開きすぎて、初めてに近い新鮮さがある。 旅の目的は以下の5つである。 ① 親友のサオリさんと再会する ② 釧路、根室、知床あたりの風景印めぐり ③ 旅先から手紙を出す ④ 野生の鶴を見る ⑤ 避暑 もちろん観光やグルメもところどころに挟みながらの行程だ。でも、振り返って思うのは、私は自分で思う以

手紙旅日記【北海道】 #4 花咲線

2024年9月2日(月)33.8℃(釧路 26℃)(MCJ024) のろのろ台風10号が本州に停滞しており、旅行中のお天気は期待できない状態だった。けれど3日間とも曇りもしくは晴れでおおむね良好。 「ふだんの行いがいいのね」 などと言われたけれど、釧路から根室へ続く花咲線の景色が曇天だったのはとても残念だった。晴れていたらどんなに感激したことか。 花咲線は車両1両だけで走る”汽車”(道民はJRのことを汽車と呼ぶ)。 「野生動物が線路に現れるため、速度を落としたり走行が乱れ

手紙旅日記【北海道】 #7 野付半島と野生の王国

2024年9月3日(火)27.2℃(根室 21.7℃)(MCJ025) メジャーではないけれど知る人ぞ知る地元の人おすすめ観光スポットに行きたいとサオリさんにお願いしたら、野付半島に連れてきてくれた。野付半島ってどこ? 地図で確認する。 立ち枯れたトドマツが海水の浸食と潮風によって朽ち、荒涼とした景色が広がるトドワラという現象がある。 尾岱沼郵便局の風景印をもらったとき、トドワラの話を局員さんから聞いた。これから見にいくと話すと、トドワラは以前よりだいぶ減ってしまい、も

手紙旅日記【北海道】 #6 根室〜知床方面 怒涛の郵便局めぐり

2024年9月3日(火)27.2℃(根室 21.7℃)(MCJ025) 2日目は晴れて青空が広がった。ドライブ日和の今日はサオリさんが運転する車で朝からひたすら根室〜知床の行けるところまでの郵便局めぐりをする。郵便局が営業している9時〜17時まで、途中、サオリさんお薦めの観光スポットにも寄りながら何局めぐれるだろうか。 私は全部行けたら御の字ぐらいに思っていたが、ありがたいことにサオリさんは絶対に全部回る!と計画達成を目当てに掲げているようだ。目標に向かって一直線。サオリ

手紙旅日記【北海道】 #5 至福のごちそう

2024年9月2日(月)33.8℃(釧路 26℃)(MCJ024) 今回の旅はサオリさんの家に宿泊させていただくことになっていた。お宅訪問は楽しい。サオリさんの家は、想像していたとおり、心からくつろげるすてきなお家だった。 そして、なんといっても衝撃を受けたのはその日の夕食である。 この美しい花咲ガニはご主人が買ってきてくださった。サイズ感が写真でうまく伝えられないのが残念だが、とにかくその大きさに目を見張る。感激で「すごーーーーーい!」と叫んでしまったほどである。 こ

手紙旅日記【北海道】 #3 御書印「港文館」

2024年9月2日(月)33.8℃(釧路 26℃)(MCJ024) 御書印を集めている身としては、旅に出たら本屋さんのチェックも欠かせない。釧路には3店あるが、そのうち2店舗に行くことができた。今回は印象的だった「港文館」の話を書こう。 フィッシャーマンズワーフ郵便局から釧路大町郵便局へ行く途中で「港文館」を訪れた。この美しい建物は、石川啄木が釧路に76日間滞在した時の勤務先である旧釧路新聞社屋の一部を忠実に復元した歴史的建造物なのだそう。1階はカフェや展示スペース、2階

手紙旅日記【北海道】 #2 釧路の風景印めぐり

2024年9月2日(月)33.8℃(釧路 26℃)(MCJ024) 羽田空港から満席の飛行機に乗って1時間35分。釧路空港へ降り立ったのは9時35分だった。そこからリムジンバスで釧路駅へ向かう。 釧路駅に到着したのは10時35分ぐらい。駅舎を見て失礼ながらも「ずいぶんとボロくなったなぁ」。過ぎ去った年月を感じないわけにはいかない外観に少し驚いてしまう。 釧路の風景印さんぽ 荷物を駅のロッカーに預け、必要なものだけを持ってここから風景印さんぽをスタートさせた。 それぞ