見出し画像

どんなお店ですか?

人形町にあるイタリアンレストランの役割

現在、築80年の古民家をリノベーションして人形町でイタリアンレストランを営んでいます。イタリアの雰囲気をそのまま再現したような内装ではなく、人形町の味が出るような雰囲気にしたかったのです。
第2第3の家として、アットホームな雰囲気でお客様を迎えたいという気持ちが込められています。

近隣に大きなオフィスがいくつもあることもあり、メインのご利用者は会社関連の方が多いです。会社関係の人の打ち合わせをはじめ、接待や宴会なども承ってきました。

ところがコロナが起きて、3密を回避しないといけなくなると、お客様の利用目的が変わり、質も変わってきます。

それは、うちにとってピンチをもたらしたようで、同時にチャンスを貰っていると考えています。

これまでの仕事のスタイルや、店のあり方など、僕が理想とし、軸とするところはどこにあるのか、今までになく考えるようになりました。

イタリアンを好きな理由

僕は、実は和食が一番好きです。日本人だから当然といえば、当然なのでしょうか。

だから、イタリアンが好きだというのもあります。
和食もイタリアンもどちらも素材のポテンシャルを引き出すところは同じだからです。
どちらも毎日食べても、胃が疲れないし、食べて綺麗になるような食事だと思います。

それに日本人は、イタリアンが好きですよね。
素朴だったり、シンプルだったり、お袋の味があったりと和食との共通点が多いように思います。

それにイタリアンは、気取ったデコレーションがなく、マンマの味をみんなでわいわい言いながら楽しんで食べるようなところがあります。

そういうかしこまったところがないのも好きな理由の1つです。
そして、僕はワインが大好きで、それにあう洋食が好みだということもあります。

なにより心がこもった料理を、ワインと一緒に家族や仲間と一緒に楽しむシーンが1番好きなのです。

人は必ずレストランには行く。

先日、リクルートさんのアンケートに
「コロナが明けると何をしたいのか?」というのがありました。

回答によると
第2位は旅行、
第1位は「レストランに行きたい」ということでした。

みなさん、当たり前になりすぎて気がつかなくなっていたところがあるけれど、レストランは、一番身近で手軽な非日常空間です。

食事に行くことで、気持ちのリセットできる場所です。
いつでも行けるから、その存在価値を忘れがちだったけれども、行けなくなるとその価値がわかります。

人形町だけでも何百軒もある飲食店が、これからどう存在していくのかが問われているようです。
街だったり商圏だったりが変わっていく中で、それぞれの店の存在価値が変わります。

コルディアーレは、これからはスモールコミュニティに顔を向けて営業していく予定です。
僕がずっと大事にしていることは、人と人との繋がりであり、人の喜ぶ顔を見ることだからです。

次回、もう少し詳しくお伝えしていきます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?