フランス アルザス在住者です

初めまして。

フランス、アルザス地方在住Coquelicotsです。

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Coquelicots(コクリコ)はヒナゲシの花。ぶどう畑に咲く赤い花です。

アルザスの普通の毎日の生活の一部をお送りしたいと思っています。

アルザスはストラスブール在住です。

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アルザスには幾つかの街がある。有名なのはストラスブールとコルマール。

便利さで言えば住むならストラスブールの方が多少便利かもしれない。

大学も総合大学があるし、オペラ劇場もあるし、劇場もあるし、語学学校も数校あるし…。と個人的には思う。

可愛いのはコルマールかもしれない。最近は多くの観光客で賑わっている。

映画『ハウルの動く城』の舞台にもなったところだ。

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昔コルマール近くの村に住んでいた事もあるが、幼いながらにマクドナルドはないし、子供が遊べるようなところが無かった…記憶がある。

でもコルマール側の方が日本人在住者は多い気がする。
コルマールにもストラスブールにも補習校があるが、コルマールの方が以前は規模が大きかった。今はストラスブール補習校の校長先生が熱心で2クラスが5クラスになったようだ。

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アルザスには2県ある。バ-ラン県とオ-ラン県だ。ランはライン川の事。ライン川上流(オhaut)か下流(バ-bas)を指す。

そして…実は地図上(行政的)には【アルザス】が消えてしまっている事を…どれくらいの方がご存知だろうか。


アルザス地方が行政の管轄的にグランテスト(Grand Est)とひとまとめになり、シャンパーニュ-アルデン、ロレーヌ地方が一緒になっている。


そして、【アルザス】と言う名前を残すため、バラン県とオラン県が1つの県となり、2021年からコレクテイビテ-ヨーロピエン-ダルザス(Collectivité européenne d’Alsace)になる予定。

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と言う事で、現在事実上(行政的に)消えてしまっている【アルザス】は2021年に戻る予定。とは言え、アルザスの人にとっては大事な【アルザス】は全然消えていないし、逆にアルザスのロゴなどなどは(観光としては)前よりも宣伝されているような気がする。

アルザスには歴史がある。ドイツになったりフランスになったり、ちょっと上の代の方々の母国語はアルザス語だったりする。

多くのワイナリーさんも、

「フランス語は小学校に入ってから勉強した。」なんて言う方も多い。

バラン県とオラン県でも発音が違っていて、よく揉める…。12月4日に食べる人型菓子パン(ブリオッシュ)は「マナラ」もしくは「マネレ」話し言葉、方言とも言えるが、アルザス人にとっては、歴史を語る大事な言葉だと思う。


ストラスブール大学ではアルザス語(方言、言語学として)学べる学部もある。

アルザス語はゲルマン系の言語で、フランス語とは全く異なる。私は全然分からない…。それでもやっぱりそう言う背景は知っておきたい。


と言う事で、ちょっとしたアルザス小ネタから始めたいと思う。

でも、こう言うアルザス小話を含めて、少しでも多くの人がちゃんと世界の歴史なんかも分かってもらえると良いなと思うのだ。


そして少しでも多くの方がアルザスに行ってみたいと思ってもらえるように…



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