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出国時申請のおかげで渡航後3ヶ月経っていないけれど衆院選投票できそうな件(2021/10/17)

ついに国政選挙の連続投票記録が途絶える…!と思ってたら、出国前に手続していたおかげで在外投票できそうです。

解散しましたね

こちらが引っ越しやらなんやらでバタバタしているうちに、日本では首相も代わり、想定より少し早く解散総選挙になりました。

我が家の子どもたちと前回の衆議院解散のときに解散ごっこをしてから4年が経過したということに月日の流れの速さを感じます。

投票したい!

思えば我が家の子どもたちは二人とも総選挙の年に生まれており、長女の出産はまさに政権交代の時期でした。里帰り出産だったので投票日に住所地におらず、不在者投票をしたことが思い出されます。

それくらい投票したい意欲を有している私、そして我々夫婦ですが、今回の衆院選は投票できないかなと思っていました。
・日本出国が8月末
・「在外公館の管轄区域内に引き続き3か月以上住所を有している」ことが不可能そうなので在外選挙人証が得られない

実際、10月31日投開票ですのでこのルールだと間に合いませんでした。

突然の電話

そんな先週、突然領事館から携帯電話にお電話をいただきました。

「在外選挙人証をお渡しできます。受領と合わせて投票に来てください。投票期間は…」

という内容で、一瞬あれ、間に合わないはずなのに…と思ったのですが、海外転出の手続中にやったことを思い出しました。

「あ、選挙管理委員会に出国時申請に行ったわ」

在外選挙制度における「出国時申請」

本制度は2016年の公職選挙法改正で設けられた制度で、国外転出時に市町村の窓口に届け出ることで在外選挙人名簿への登録申請ができます。

我々も転出届を出す際に出国先の国(住所は決まっていないので)とパスポート番号等の必要事項を選挙管理委員会に出してきたので、このタイミングで在外選挙人証を受け取ることができた模様です。

かつ、投票できる在外公館に比較的気軽に行けるので、今回の短い選挙スケジュールでも何とか投票できそう、というのが大まかな流れです。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/ca/ov/page3_000718.html

海外からの投票が実質不可能になり得る今回の選挙

夫に聞き、ウェブ記事などで確認して知ったのですが、「公館職員が投票用紙を飛行機で日本に運んで自治体に郵送する」のが現行制度なんですよね…(ウェブ投票ができないこと、その背景にある困難さ等は一応認識していた)。

また、郵便投票もありますが、今回は解散も早まりましたし、何よりコロナ禍で航空便が混乱しており投票用紙の請求・記入・送付を期間内に終えるのはかなり困難なのではないかと思います。

既に各所で議論されていることですが、この現状を踏まえても、そして感染拡大局面がいつ来るかも分からず、移動を止めても投票ができる限りスムーズに行われるような土台としても、ネット投票については今後、さらに本腰を入れた検討が求められるように思われます。

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