料理から教わった人生論
こんにちは、FWRITINGの中村です。
一時期、料理にハマっていた時、いかにも美味しそうな、ありとあらゆる種の調味料を買ってきて、試したことがある。
いざ試食してみると、どの調味料も美味しい。
「これを全部足し合わせてみたら、どうなるのだろう?」
答えは自明だけれど、何事も試さずにはいられない派の私は、軽い実験の気持ちで試してみた。
すぐに、やらない方が良かったと思った。
”時間もお金ももったいないけれど、それよりもワクワクすること。その先に、何か大きなことが待ち受けているのではないだろうか?”
そんな言葉が頭をよぎったが、何も大きいことは、待ち受けてはいなかった。
私たちは、時として、このような間違いを多々してしまう。
特に社会に出てからは、思い当たる節がある方も、多いのではないでしょうか?
起業・副業・投資・スキルアップ、回りで流行り出したから、手を出してみる。
好奇心そのものは、素晴らしいことだと思うけれど、本当に必要なものなのかどうかは、自問する必要がある。
これは無形のものにも限らず、車や家、洋服、家具家電など、あらゆるものに共通するのではないでしょうか?
必要だと思っていたけれど、本当は必要じゃなかったもの。
そんなものがたくさん自分の回りにあるかもしれない。
そうして、削ぎ落としていった先に、本当の本当に、大切なものだけが残っていく。すると、不思議なことに、それ以上を求めなくても満足できるようになる。
ついつい、自分に足りないものを求めてしまうけれど、足りないものをどれだけ足していっても、本当の意味では、満足できないのかもしれない。
ただ、この考えの面白いところは、単純に、引き算をすれば良いというわけではないということだ。
極論、引き算すべきものがなければ、つまりゼロならば、どうがんばっても、ゼロのままだ。下手すれば、マイナスになることさえある。
要するにバランスが大切。どっちにも目を向けることが大切。
今自分は、プラスし過ぎているのか、マイナスし過ぎていないのか。
そうやって、心の声に耳を傾けて、チューニングするようにしていくと、心地よいゾーンが見つかるかもしれない。
足しすぎたら荒れるし、引きすぎたら味気ない。
料理から教わったことでした。
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