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私の昭和歌謡58  心の旅 1973

今夜だけ明日の朝には汽車の中愛の終わりは心の旅へ


17歳。この歌に一目惚れ。

たぶん、🎵ああ、と歌った後、🎵だからこんやだけはー(ドドレミソラシドシー )と、限りなくオクターブ上がっていくメロディーに胸を貫かれたんだと思う。

次に、ヴォーカルの甘い声と、それにかぶせるハモリのコーラスが何ともオシャレだった。

主旋は、財津和夫じゃなく、甘い声の姫野達也だった。ナイスチョイスww

小中学生の私はいつも、自分が毎日歌うことで、歌謡曲を自分の血となり肉として味わっていた。それが高校生になると、ちょっと違ってきた。

落ち着いて画面を前に聞き入ることができるようになった。鑑賞には様々な方法がある。それを私は経験から得てきた。

自分が歌わないと、色々なことに気づけるし、音色やハーモニーやアレンジの面白さを聞き取れることがわかった。

ハモリパートを歌いたいので、聞いてメモして練習して、次にチューリップがテレビで演奏している時、そのハモリを歌って確かめていた。

(笑)なんか、味わってるというより、耳コピして楽譜にする仕事をしているって感じだったな。でも、それが楽しかったから仕方ない。

さて、久々に聴いた。生演奏もそれなりに実力もあって、初々しい。でも、レコードの青木望の編曲は際立っている。

この曲は、ヒット路線であって、名曲と呼ばれるようなものじゃない。でも、確実にその時代を生きた、チューリップの曲を”いいね”と思った人たちが、50年経って聴いた時に、よみがえる新しさがある。

私は、この曲の魅力は歌詞じゃなく、メロディーとコーラス、そしてオケとエレキが絡んだ安定した編曲だと思っている。

さて、動画を見ていて気づいた。当時は全く違和感なかった、彼らの髪型。全員肩まである!今びっくりしている私。当時は至極ふつうだったってことだww

50年前の一目惚れの曲の話。



【参考資料】




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