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R5.1.24(火) 日本のゴミ処理は最高

自民党員です。毎日メールしています。
今日はゴミ処理について書きます。

日本のゴミ処理について、OECDデータでは、焼却79.4%、リサイクル19.6%、埋め立て1%ということです。焼却炉の数もおのずと世界1位です。ゴミを焼却させることで約85%減容化することができるのです。その後残った灰=燃え殻を埋め立てます。それなのに、どこに焼却炉が?と見回すぐらい煙が出ている風景はありません。

私は、このハイテク焼却炉を開発した日本のメーカーを賛美します。これらの焼却炉に用いられている特許もハンパではありません。

世界でゴミ焼却率がダントツだと、エコ活動家は文句を言います。理由をなんとか考えるのです。リサイクル率が悪いとか、焼却はCO2が出るとか、ガソリン車で日本に勝てないからEV車を持ち出したように、いじわるく考えるのです。

韓国では生ゴミの量で課金させられるそうです。たまったもんじゃない主婦は、一生懸命生ゴミを絞って出すということです。日本でも80%水分の生ゴミを捨てるのは都会の料理屋さんぐらいでしょう。メディアや雑誌の日本批判にはうんざりです。

では実際、日本のゴミ状況はどうなんでしょう?少し古い2018年のOECDデータでも、ゴミ排出量一人あたりのランキングは世界33位です。これは世界平均をはるかに下回っています。また、プラゴミ廃棄量が世界2位と聞くと、これはまずいぞという気持ちになってしまいますが、それは大間違いです。

陸上から海洋に流出したプラごみの発生量は、H30環境省によると、1位中国でダントツ。20位が米国、30位が日本となっています。また東シナ海や日本海では、中国や韓国のものが多いという結果です。日本は丁寧すぎる包装などで、確かに廃棄量は多いですが、それを海洋に流出するような国ではありません。

それにもかかわらず、姑息なエコ活動をアピールしたい政治家のために、便利なポリ袋も有料になり、紙ストローで不味い飲み物を飲んでいるのが、私たち国民です。なんで、堂々とわが国の焼却型ゴミ処理のメリットを訴えないのでしょうか?なんでわが国の焼却炉の技術力をアピールしないのでしょうか?

私が育った昭和中期の家のことを書きます。中核都市一歩手前の町でした。祖父母を筆頭に、長男の父の家族、叔父夫婦と叔母たちで「ただいま11人」(若い人は知りませんよね)。賄い付下宿人2人。14人が住む家でした。

薪の風呂、トイレは汲み取り、水道はありましたが、井戸も併用していました。暖房は炬燵、冷房は扇風機、鶏を飼って卵をとり、野菜をつくり肥料は家族のうんちでした。

生ゴミは庭に穴を掘り投げ入れ堆肥にする、燃えるものはその横で燃やします。ゴミという言葉も使った記憶がありません。小屋があって、棚には缶や瓶が綺麗に洗って並んでいました。メダカをとってくると、小屋の瓶に入れて眺めました。

私には懐かしい思い出ですが、今この家に暮らしたいとは思いません。

エコ雑誌には、先進自治体という見出しで、生ゴミを堆肥にしている、森に囲まれた田舎の町を紹介したりしています。そりゃあ人口2500人ほどの町なら、私の育った家のようなリサイクル生活ができるでしょう。ゴミ処理の方法は、どこが先進的かではなく、その自治体にあったやり方が1番なのです。

東京では江東区の夢の島が、ゴミ問題で大変な苦労をしました。ところが30年をかけて、埋め立てをし、焼却炉の熱を利用した発電で、都民に楽しんでもらえる施設を建設し、2020東京五輪の会場にまでになりました。

焼却炉の熱を発電にすることは、電気代が高騰する現在、大きな助けとなります。私は、30年もかかったゴミの島のリサイクルに取り組んだ日本人を尊敬します。

ゴミの分別についても、家電の廃棄方法についても、政府がある程度の枠を決めてしまっているのでは、民間業者の活躍や工夫、システムの改善がありません。何より、多くの場合、政府の良かれと思っての政策が、経済発展を大きく阻害しているのです。その良かれと思う根本に、エコやリサイクル、SDGsがあるからです。

新しい理念である、「リサイクルのために」「エコのために」「SDGsのために」本末転倒。日本としての政策ではありません。欧米の学者が主張する理論より、縄文時代から、日本人がこの島で生活してゴミを処理してきたことを思い出してください。

総理のお考えはいかがでしょうか?



「官邸メール」連載にあたって

昨年7月。安倍晋三暗殺のあと、悲しんでばかりいてはいけない。一国民として何かをしようと考えました。「毎日官邸メールを書く」ことで、自分が日本のことを毎日考えることを日課にしました。

どんな担当者が読むのか、はたして総理まで行くのか、わかりません。だから思い切ってnoteに載せてみることにしました。これは素人の意見です。でも日本を大切に思う気持ちは国民全員同じ重さです。60代の主婦がこんなことを考えていると知ってほしいのです。

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