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実写版 映画「BLEACH」感想

今さらながら、実写版の「BLEACH」を見ました。ネトフリで。

昨日、「東京リベンジャーズ」の実写映画を見に行って、やっぱり、わたしは吉沢亮好きだな~とはっきり自覚してきたので、思い切って見てみました。

なぜ、突然「BLEACH」なのかというと、元々早乙女太一が好きで、早乙女太一のために見たいな~と思っていたのです。
しかし、原作未読、アニメも見たことないし映画の評判もあまりよろしくないので、どうしようかなと2年くらい迷い続けていたところを吉沢亮が背中を押してくれたので、勢いに乗じて見ることにしました。

いろいろ驚いたので感想を書き記しておきます。

※先に言っておきますがかなりマイナスの感想です。

引き込む力が弱い

わけがわからないうちに死神になってたなあ。一護。

導入部、幼少期の一護と母のエピソードから、現在へ。
霊を見ることができる、というのと、ケンカが強い、というのはまあわかりました。
そして死神、ルキアとの出会い。

大事な家族を襲われ、なんとかしてホロウを倒すべく、死神の力を得た一護。

学校に転校生として現れるルキア。
死神の力を返したら、一護が死ぬんだそうですよ。へえ…。
だから修行しろ、と。

こう、展開が説明的に流れていって、観客が全然納得しないうちに話が進んでいく感じがして、置いてけぼりをくらいました。

どこで一護が腹を決めたのか、わからせてくれる表現がなかったですね。

一護覚醒の説得力がない

ルキアの罪を罰するため現れたのは恋次。

早乙女太一きました! かっこいいです! 顔が好き!

そして、恋次が登場したところでようやく場面がピリッとしました。
呼吸ひとつとっても、空気をつくるのが本当にうまい。

殺陣要員ですよねわかります。
そして芝居要員ですよねわかりますわかります。

グランドフィッシャーを倒した一護を、結局のところ殺そうとする恋次ですが、一護がなぜか覚醒(?)します。
強くなってるんですよね。

修行の成果なのかなんだか知りませんが、死んだと思われた一護が姿を現したとき、「なんだか知らねえが負ける気がしねえ」(大意)と言ったんですけど、いやほんとになんでだよ! わかんねえよこっちも!

なぜ許されたのかがわからない

人間味あふれるルキア。

ルキアも一護も、白哉に許されたみたいです。最後。

根負けしたんですかね? 白哉、そんな人じゃないですよね? いや人じゃないよね死神だよね。

いやほんとに原作がそうなんだろうから、展開そのものにケチつけてもしょうがないんですけど、ただ、演出がそれを納得させてくれないんですわ。

全てにおいて説得力の欠ける演出でした。なんだったんだ。

これは芝居とは言わない、セリフを言っているだけだ

福士蒼汰、結構応援してるんですよ。

ドラマ「弱くても勝てます」、見てました。
「髑髏城の七人 <上弦の月>」、Blu-rayで見ました。

演技は決してうまくないんだけど、顔もいいし英語も堪能だし、がんばれって思ってるんですよ。

あんまり主役タイプじゃないかなって思ってるんですけど、なかなか脇に回るのも難しいんですかね。事務所の方針ですかね。知らないけど。

でもやっぱり演技がうまくないってのはなかなか厳しいものがある。
体幹が弱いのかなあ、最後まで一護が全く強そうに見えなかったのがとても残念。
体が細長いから、重心が高くてねえ。

早乙女太一と、吉沢亮を目当てに見たわけですけども、実際見どころとしてこの二人が出てくるシーンしかなかったなあ。

一護のクラスメートにしてもルキアにしても、芝居が弱すぎましたな。
杉咲花は決して演技下手じゃないのに、全然はまってなかったな。

みんな、セリフをセリフとして言っているだけにしか聞こえず。
キャラクターとして、その人がしゃべっているように感じられなかった。

やっぱりうまいなあと思ったのはほんとうに早乙女太一と吉沢亮だけでしたね。
彼らだけが、ちゃんとそのキャラクターとしてしゃべってました。

主観ですけど!!!

なんせ、直前に見たのが東リベで、それがあまりにも出来が良かったものだからつい、いろいろ考えてしまいました。

大きくくくれば、少年漫画原作の実写化だし、わたしはどちらも原作未読、最低限の情報しか得てない状態で見たのに、こんなに違うかと。


でも、早乙女太一も吉沢亮もビジュアル楽しかったし可愛かったしかっこよかったし、おおむね満足です。
ともかくも、一回見れてよかったです!!


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