”何でも許せる人”はいるのか
二次創作を読むときの、読み手のわがまま全開に個人的な話をします。
全て個人の感想ってやつなので、あしからずご了承ください。
二次創作をよく読みます。漫画の二次創作でも、大体は小説を読むことのほうが多いです。漫画は好きですけど、小説の方がたくさん想像力をふくらませられるので、二次創作では小説をよく読みます。
今回は紙の本ではなくオンラインの話をメインとしますのでそのつもりで聞いてください。
好みの二次創作小説
短編が好きで、5000~10000文字くらいが読みやすいです。大体スマホで読むので、さらっと読み終わりたい。総文字数を最初に確認してから読み始めるんですけど、たまに気づかず読み始めてしまって、どこまでもスクロールしていって、「あれ、これいつ終わるの…?」と不安になることもあります。
短編だと、1エピソードくらいで軽く終わるので、最初から最後まで楽しく読めます。二次創作は言葉は悪いですが所詮素人の作品のため、長編になるとどうしたってダレてきますし、作者の人柄が出てきます。
二次創作でありながらオリキャラが登場したり、都合の良いモブがたくさん出てきたりします。
そうなるとちょっと面倒で読めなくなってしまいます。
それと、長編でずっとハッピー! みたいな話ってなかなか難しいので、長編になると暗い話になることが多くて、それが苦手です。
いわゆるハピエン厨ですが、ハピエンだけど途中は暗いよ、というのもあまり受け付けません。
日常が好きです。バトル漫画であっても、二次創作は日常パロを好みます。
どこまでも平和であって欲しい。原作でキャラの死が描かれていたとしても、パラレルなら問題なし。ハッピーなまま。
タグ、キャプションに助けられる
どういう内容かをざっと紹介されているのがタグとキャプションです。学パロ、転生、○○軸、などなど。カップリングがある場合には、カプ名タグとR18 タグも。
とことんリスクを避けたいので、注意深く見ることにしてます。苦手な内容は全力で避けます。
逆カプのマイナスも検索に入れておきます。
さてそこで登場するのが、”何でも許せる人向け”というキャプション、もしくはタグです。
いやっ、許せんわ!
と思って回れ右するんですけど、あれ、本当に何でも許せる人っているのでしょうか?
雑食、地雷なし、とプロフィールに書かれている人がいますが、本当ですか?
あれもこれも大好き、なんでもおいしくいただきます、という人。
ごめんなさい、ちょっと信頼をおけないなと思ってしまいます。
何でも大好き、ということは、ひとつに固執しないということですよね。
その方の好きなたくさんのカップリングの中でひとつだけわたしと一致するものがあったとして、こだわりはないんですよね。
そういう人と、話が合うとは思えません。
二次創作って、ある意味、執念だと思ってます。原作では描かれていない、どうしても見ることができない登場人物たちのあんな姿やこんな姿を想像して、作品に落とし込む。
執念のない人の作品は、大体その人の好みに当てはめているだけだな、と感じることが多いです。同人誌のド定番ネタっていくつかあるとは思いますが、そのまま顔と名前変えただけじゃん、みたいな書かれた方をすると萎えます。
同じシチュでも、人が変われば当然内容も変わってくるので、それがきちんと描かれているとすごく嬉しくて、何度も読み返したくなります。
口調、ちょっとした言い回しも重要で、キャラの口癖をやたらと入れ込まれると、やっぱり萎えます(失礼)。
上手である必要はないんです。技巧はある程度は必要ですが、それよりも執念を感じたい。
それが二次創作ってもんじゃあないのかい。
つまりわたしは、”何でもは許せません”な人です。
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