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ガッキーと竹内まりあと生ビール

このCMを初めて見た時、あ、このビールは売れる!と思って、

このタイミングで、あのCMはとても良いと思う。

と思わずFacebookに書き込んだところ、案の定、一時休売のリリースがでました。このビールは味とは別の次元で売れることが予想されるビールだったのです。

まずはガッキーありき

ガッキーです。新婚です。まあ、新婚は関係ないけど、今や癒しの代名詞とも言われるガッキーです。でも、ガッキーだから売れるわけではありません。

あまりこういうガッキーは求められていないはずです。使い方を間違っている感があるCM(本人が実際にどういう人かは関係なく)

また、同じ商品のCMでも、ここまではやり過ぎで、

やはりガッキーはこのくらいまで。


元気を出してと竹内まりあ

「元気を出して」は1984年にリリースされた薬師丸ひろ子の歌です。作詞・作曲は竹内まりあ。とても多くのアーティストにカバーされいて、本人もセルフカバーをしています。

タイアップも多く、テレビドラマやCMでも多く使われていて、40代以上では知らない人はいないんじゃないかと思われるほど有名な歌です。

曲自体は、失恋で傷心の友人を励ます女の子同士の歌ですが、CMでは一番最後の歌詞の部分、

人生はあなたが 思うほど悪くない
早く元気を出して あの笑顔を見せて
La la la ~

が使われており、より今の時代に元気を出してというメッセージがストレートに伝わるようになっています。

基本的にビールのCMはうるさい


いつの時代もそうですが、ビールのCMは基本的に暑苦しくて、うるさいです。そして、うまいアピール合戦です。(私はビール大好きです。)

ビール、発泡酒、第三のビールなど酒税が変わってより競争が激化しており、やはり美味しさ、シズル感など、その訴求に各社が競っている状態です。

なので、なかなかおとなしいCMはやりにくいのです。埋没してしまうから。でも、サワーになりますが、今回のCMに近いものがありました。

基本、ウッチャンが「あぁーっ」としか言っていません。曲もミスチルのとてもメローな曲「others」。2020年の曲です。

みんな疲れている時だから

みんな疲れているんですよね。コロナとかコロナとかコロナとか。その上に、ままならない日常生活があるし、台風が来るから水害気にしなければならないとか、本当にうんざりしているんですよね。

その時に強いメッセージばかりのテレビCMの中で、さらにうるさ型のビールのCMにガッキーですよ。石原さとみみたいに走り回るのかな?と思ったら、

淡々と状況を語りながら、


日本のみなさん、おつかれ生です。


これだけです。(実際にはもう少し言っていますが)ガッキーがしっとり、竹内まりあの元気を出してのバックに、語りかけるように


日本のみなさん、おつかれ生です。


です。ああ、そうだね。お疲れ様。じゃ、今日は久しぶりにビールでもゆったり飲もうか!となった人が多くいたと思われます。もちろん、CMとしてそういうものを狙って作っているのは分かっていますが、それをきっちりこのタイミングに合わせて出したことが凄いです。もちろん、運もあるでしょうが。

これが東京の1日の感染者が5000人!まだまだ拡大中!というタイミングでは、ここまでの効果は無かったでしょう。ようやく感染者数も落ち着いてきて、ワクチン接種も50%を超えて、あとひと踏ん張り!っていうタイミングだからこそ、


日本のみなさん、おつかれ生です。


このオヤジギャグがすんなり刺さったのです。そして、みんな味がどんなものか?ということを置いておいて、まず、購入したのです。おつかれ生をしたいから。

おつかれ生です。

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