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研究授業で教授から酷評された話

結論だけ言うと、特別支援学校教員2年目のときに研究授業で低クオリティーの授業をしたんですよ。まあ当時は、自分なりに一生懸命準備したんですけど大学教員の方から酷評だったんですよね。その理由は学習指導案に時間をかけすぎたという話です。

学習指導案はめんどくせえ

教員のみなさんは、学習指導案を書いたことありますよね。指導案は、授業の計画書みたいなもんです。毎授業で書くことはしませんが、実は学校の先生は、教育実習でも書くし、初任者研修でも書くし、校内研究でも書くので結構書く機会が多いんですよ。

でも、この指導案ってやつは結構やっかいなんですよね。ざっくりいうとか書く項目が多いし、文言とか厳しくって作成するのにかなり時間がかかります。まあ、1日中指導案を書くなら2日くらいで終わるんでしょうけど、こちとら他の業務もしながらですからね。

なかなか骨が折れますよ。せっかく書いて提出しても修正されまくりだし……。

でも、当時のぼくは指導案にこだわりまくったんですよね。「この授業の背景とか子どもの様子をしっかり伝えてよりよいアドバイスをもらいたい!」みたいに燃えていました。

そりゃめちゃくちゃ指導案の例とか調べたし何度も修正してやっと完成させた指導案です。自信もあります。

教授からの酷評

でも、結果教授からは

「準備不足じゃない?あのイラストで子どもたちに伝わるかどうかも疑問だし、子どもたちが興味を引くような仕掛けとか工夫が全然ないよね。しかもこれ、3回目の授業でしょ」

みたいにさんざんでした。腹立ちますよね。ぼくは適当にやってたわけじゃないし、めちゃくちゃ考えてつくった自負もありましたし。言われていることはわかるんですけど、言い方が気に食わねぇと思っていました。

で、研究授業が終わった後に気付いたんですけど、ぼく授業について全然考えずに指導案の言葉とか書き方だけひたすら工夫してたんですよね。授業についてぜんぜん試行錯誤してなかったと認めるしかありませんでした。

腹は立つけど、自分を変えるきっかけに

この経験から考えがガラッと変わりました。むしろ、指導案を書く意味ってあるのか?たしかに、授業を見に来る人に向けてある程度情報は必要なので、少しはいると思うんですがやっぱり、指導案って時間がかかる割にあまり見られていないと思いました。

授業見学者のほとんどは、指導案を流し読みです。よく考えたら当たり前なんですけど、だからこそ、指導案に時間をかけるのは無駄だなと思うんです。

そこで、今回ぼくのブログで指導案がすぐに書ける型を用意しました。この記事をご覧になれば教育実習生でもすぐに指導案がかけちゃいます。

もちろん、学校ごとにフォーマットはちがうかもしれませんが、今まで300以上の指導案を見てきたたどり着いた汎用的なフォーマットに仕上げたので、誰でも使えると思います。

一端、ぼくの作った型通りに指導案を書いてみて、それからフォーマットに修正するという進め方が一番早いと思います。どうか、ぼくのように指導案に時間がかかって授業準備がおろそかになるという方が減ることを祈っています。

『はじめてでもすぐに書ける特別支援学校の学習指導案の書き方』の記事はこちらからどうぞ~

https://assistnote.jp/specialschool-learning-guidance-plan/

翌年は爆改善して、褒められた話

マジで、教授に言われたことって腹立ちましたよ(笑)。典型的な「本当のことを言われたら腹が立つ」みたいな話なんですけど。でも、1か月後冷静になれて、教授に言われたことを修正していきました。

すると、次の年は指導に来た教授は違いましたが、爆褒めでした。授業内容、見通しの持たせ方、言葉かけや流れ、全て絶賛してくれたんですね。正直、認めたくないですけど前年度の教授には感謝ですよね。

当然ながら、ぼくは指導案にあまり時間をかけずに済むフォーマットを学年会で提案していました。授業準備に時間を当てることができたのも大きかったです。


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